レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年04月10日
- 登録日時
- 2020/04/26 14:50
- 更新日時
- 2021/02/26 16:39
- 管理番号
- 埼久-2020-032
- 質問
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解決
神饌幣帛料とはどこから何をいただくのか、この制度はいつからいつまで続いたのかについて知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供した。
『神道事典』(国学院大学日本文化研究所編 弘文堂 1994)
p20明治三十九年四月三十日に「府県社以下神社へ府県市町村から神饌幣帛料が供進できる制度が導入された」とあり。
p128「郷社」の項に、「大正十一年(一九二二)より、祈年祭、新嘗祭、例祭の三祭には、道府県より神饌幣帛料の供進を受けた。」とあり。
p141「村社」の項に、「このうち約三分の一ほどが、市町村などの公共団体より祈年祭、新嘗祭、例祭の際に神饌幣帛料の供進を受けた。」とあり。
『神道大辞典 第2巻 コ-テ』(下中弥三郎編輯 臨川書店 1981)
p273-275「シンセンヘイハクリョー 神饌幣帛料」の項に、神饌及び幣帛、官国幣社及び府県社への神饌幣帛料の供進についての説明あり。
『世界大百科事典 2005年改訂版 24(ヒヌ-フノ)』(平凡社 2005)
p513「府県社」の項に「(前略)1906年府県社以下でも神饌幣帛料の供進をうけうる勅令が出され、以後しだいに公費をうけるにいたった。(中略)第2次大戦後、神社が国家・地方公共団体の手を離れるとともに、この制は消滅した。」とあり。
『世界大百科事典 2005年改訂版 6(カヘナ-キス)』(平凡社 2005)
p352-353「官国幣社」の項に該当記述あり。
『神道いろは 神社とまつりの基礎知識』(神社本庁教学研究所監修 神社新報社 2004)
p218-219幣帛料についての記述あり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を確認する
2 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈全文:神饌幣帛料〉〈幣帛〉で検索する。
「日本国語大辞典」
「へいはくしんせん-りょう[・・レウ]【幣帛新撰料】」に、「内務省訓令第一号‐明治三八年〔1905〕一月一九日「国幣社例祭の節供進すべき幣帛神饌料」」とあり。
3 《国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国会図書館)を〈神饌幣帛料〉で検索する
「国弊社、官幣社が宮内庁からもらう幣帛とはどんなものなのか知りたい。」(埼玉県立久喜図書館 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000238769)
「明治時代の勅令で神社の玉串料や合祀についてのものが見たい。玉串料の勅令は96号だったということは記憶している。明治30年頃ではないかと思う。」(市川市中央図書館 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000180117)
4 3のの参考資料と情報を確認する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年4月10日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 9版)
- 神道 (170 9版)
- 参考資料
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- 『神道事典』(国学院大学日本文化研究所編 弘文堂 1994) , ISBN 4-335-16023-2
- 『神道大辞典 第2巻 コ-テ』(下中弥三郎編輯 臨川書店 1981) , ISBN 4-653-00288-6
- 『世界大百科事典 2005年改訂版 24(ヒヌ-フノ)』(平凡社 2005)
- 『世界大百科事典 2005年改訂版 6(カヘナ-キス)』(平凡社 2005)
- 『神道いろは 神社とまつりの基礎知識』(神社本庁教学研究所監修 神社新報社 2004) , ISBN 4915265994
- キーワード
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- 宗教-日本-神道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 宗教
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000281058