このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
山梨県立図書館 (2110005)管理番号
(Control number)
9000027486
事例作成日
(Creation date)
2019年03月12日登録日時
(Registration date)
2020年04月14日 10時27分更新日時
(Last update)
2020年05月21日 17時29分
質問
(Question)
山梨県内のオオカミ信仰について書かれた資料を紹介して欲しい。
回答
(Answer)
(1)『オオカミがいた山 消えたニホンオオカミの謎に迫る』(山梨県立博物館/編 山梨県立博物館 2007)
山梨県立博物館の展示パンフレット。山梨県笛吹市御坂町の民家に伝わるニホンオオカミの頭骨、県内に残る神犬の御札などの写真のほか、「山梨の狼信仰」についての詳しい解説、「狼信仰関連MAP」(オオカミ神社・寺、まじない用のオオカミ頭骨が残されている場所、安政5年の三峰山行ルート)などが収載されている。

(2)「山梨県立博物館研究紀要 2008 第2集」(山梨県立博物館 2008)
pp.11-26 「甲州周辺における狼信仰-笛吹市御坂町に伝わるニホンオオカミ頭骨をめぐって-」(植月 学)
笛吹市御坂町の個人蔵のニホンオオカミ頭骨に関する山梨県内の狼信仰についての論文。狼遺骸の記録、憑物落としや眷属信仰、狼信仰に関連する社寺などについて研究されている。また、この論文の注に参考資料が数多く紹介されている。
※この頭骨は現在、山梨県立博物館に寄託されている。
http://wwws.museum.pref.yamanashi.jp/Art/detail/442

(3)「山梨県立博物館研究紀要 2009 第3集」(山梨県立博物館 2009)
pp.100-95(縦組pp.21-26)「王勢籠権現の狼信仰」(植月 学)
 (2)で狼信仰の社寺として挙げられた上野原市の王勢籠権現についての追加研究報告。
※(2)(3)の資料は山梨県立博物館のHPから全文ダウンロードが可能。

(4)「甲斐路」第91号 (山梨郷土研究会 1998)
pp.73-74「三峰山信仰の変遷」(水原 康道)
三峰山の狼の眷属信仰、三峰講について、甲州との関わりについて。
pp.75-76「坂と峠の民俗-雁坂峠を中心に-」(堀内 真)
江戸時代後期、甲州から雁坂峠を超えて三峰へ代参し、狼の護符を持ち帰った三峰講について簡単に触れている。

(5)『山梨市史 民俗編』(山梨市 2005)
pp.504-505「三峰講」に三峰神社へいく旅程が書かれている。

(6)『日本の民俗 19 山梨』(第一法規出版 1974)
pp.114-115 山梨県西八代郡上九一色村古関(現・甲府市)の三峯講について記述があり。

(7)『南中部の民間信仰』(大森 義憲/ほか著 明玄書房 1973)
pp.42-43 「狼さま」の項がある。三峰信仰のほか、八ヶ岳山麓の高根町(現・北杜市)や都留市禾生村川茂に伝わる狼のお産見舞いについての記述があり。

(8)『狼の民俗学 人獣交渉史の研究』(菱川 晶子/著 東京大学出版会 2018)
pp.110-111、115-116 民間説話のうち、狼報恩譚の事例として山梨県に伝わる説話を2例紹介。
pp.129 民間説話のうち、送り狼の話の事例として山梨県に伝わる説話を1例紹介。
p.132、145 全国の送り狼説話を話型別にまとめた表に山梨県のものが多数取り上げられている。
p.370 民俗儀礼の狼の産見舞いの全国一覧表の中に山梨県の事例が紹介されている。
回答プロセス
(Answering process)
1 自館システムで検索する。
 『オオカミがいた山』(山梨県立博物館/編 山梨県立博物館 2007年)に掲載あり。

2 『山梨県史 民俗編』(山梨県/編集 山梨日日新聞社 2003年)で検索する。特に記載なし。

3 『オオカミがいた山』の「山梨の狼信仰」に記載されていた地域の市町村誌を確認する。『山梨市史 民俗編』(山梨市役所/編 2005年)ほかに「三峰講」(秩父市の三峯神社への代参講。神社で配付する「オイヌサマ(狼)」の御札を「火防」「盗賊除け」などとした)についての記載あり。また、『オオカミがいた山』に記載されていた 神社を『山梨県神社誌』で確認するが、狼信仰に関する記載なし。

4 民俗資料関係を検索する。
 『南中部の民間信仰』(大森 義憲/ほか著 明玄書房 1973年)
 『日本の民俗19』(第一法規 1977年) 
  などに三峰講について記載あり。
  また、『山村夜譚』『甲斐伝説集』などに狼についての伝説や伝承など記載あり。

5 4の調査で記載されていた市町村誌などにあたる。
 『上九一色村誌』(山梨日日新聞社/編 上九一色村 1985年)
 『髙根町誌』(高根町/編 高根町 1984年) 
  などに記載あり。

6 「甲斐路」ほか郷土関係雑誌の目次綴りをあたる。
  『甲斐路 91号』(山梨郷土研究会 1998年08/15 )に「三峰山信仰の変遷」の記事あり。

7 山日データベースを検索。
  2007年の博物館のオオカミの展示会に関連して「オオカミ信仰」に関する記事数件。

8 博物館HPでオオカミの展示会のサイトを確認する。
 『山梨県立博物館研究紀要第2集』に関連の論文が掲載されているとある。
事前調査事項
(Preliminary research)
『日本人とオオカミ』『狼』(平岩米吉) 等は読んでいる。
NDC
民間信仰.迷信[俗信]  (387 10版)
参考資料
(Reference materials)
山梨県立博物館/編 , 山梨県立博物館. オオカミがいた山 : 消えたニホンオオカミの謎に迫る. 山梨県立博物館, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005562140-00  (1冊)
植月 学. 甲州周辺における狼信仰 -笛吹市御坂町に伝わるニホンオオカミ頭骨をめぐって-. 山梨県立博物館, 2008. 山梨県立博物館研究紀要 2008 第2集
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/pdfdata/kiyou2_uetsuki.pdf  (pp.11-26)
植月 学. 王勢籠権現の狼信仰. 山梨県立博物館, 2009. 山梨県立博物館研究紀要 2009 第3集
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/pdfdata/kiyou3_uetsuki.pdf  (pp.100-95(縦組 pp.21-26))
水原 康道. 三峰山信仰の変遷. 山梨郷土研究会, 1998. 甲斐路 No.91 (pp.73-74)
堀内 真. 坂と峠の民俗-雁坂峠を中心に-. 山梨郷土研究会, 1998. 甲斐路 No.91 (75-76)
土橋, 里木, 1905-1998 , 大森, 義憲, 1907-. 日本の民俗 19. 第一法規出版, 1974.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001226126-00  (pp.114-115)
大森義憲 [等]共著 , 大森, 義憲, 1907-. 南中部の民間信仰. 明玄書房, 1973.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001218268-00  (pp.42-43)
菱川晶子 著 , 菱川, 晶子. 狼の民俗学 : 人獣交渉史の研究 増補版. 東京大学出版会, 2018.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028932221-00 , ISBN 9784130503020 (pp.110-111,115-116 p.129,132,145,370)
山梨市 編 , 山梨市. 山梨市史 民俗編. 山梨市, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007962224-00  (pp.504-505)
山梨県立博物館HP「ニホンオオカミ頭骨」
http://wwws.museum.pref.yamanashi.jp/Art/detail/442
山梨県立博物館HP「オオカミがいた山」
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_008.htm
キーワード
(Keywords)
オオカミ信仰
三峯講
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000280581解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!