レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/3/31
- 登録日時
- 2020/04/01 00:30
- 更新日時
- 2020/04/01 11:21
- 管理番号
- 鹿県図-190060
- 質問
-
解決
「郷中教育」の読みについて知りたい。下加治屋などのエリアを指す場合は「ごうちゅう」,「郷中教育」のように「教育」という言葉が付くと「ごじゅう」という読み方に変化しているようだが,ヨミはそう使い分けているということなのか。正しいヨミについて知りたい。
- 回答
-
資料1.“「郷中」は今日普通に「ガウジュウ」と読むが,この土地では古くから通常「ゴヂュウ」と読み習わして来た。而してこの「ゴジュウ」の呼び習はしが世間に広まると,今度は,之に当て字をして「郷中」の代りに,「伍中」と書き,或は「講中」の文字を用ひることさへある。「郷中」の語は「郷中を放す」といふ句として,今日なほ民間に活きて用ひられてゐる。此の場合,「郷中」は,「ゴヂュ」と読まれる。「ガウヂュウ」が「ゴヂュウ」となり,更に「ゴヂュ」とまで約まるのは,鹿児島方言にて顕著なる特質たる約音の一例である。”
資料2.p151 “薩藩時代の鹿児島城下には各地区に「二才咄(にせばなし)」「郷中(がうちゅう)」の制度があって・・・”の記述あり。
p153 「四.郷中(がうちゅう)」の項目あり。
資料3.“今まで任意加入であった「相中」から,方限の二才全員が自動的に加わる「郷中(ごうじゅう・ごじゅう)」が出現し・・・”という記述あり。
- 回答プロセス
-
ヨミの「使い分け」そのものについて詳しい説明があるものは見つけられなかった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 1 郷中教育の研究 松本 彦三郎/著 大和学芸図書 1978 K37/マ43 39
-
2 健児社と薩藩士風 大久保 竜/著 第一出版協会 1943 K37/オ43 151,153 -
3 郷中教育と薩摩士風の研究 安藤/保?著 南方新社 2013.9 K37/ア013 22
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000279893