このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
安城市図書情報館 (2310061)管理番号
(Control number)
1882
事例作成日
(Creation date)
2020年02月16日登録日時
(Registration date)
2020年02月19日 10時27分更新日時
(Last update)
2020年03月23日 12時36分
質問
(Question)
江戸城では、お風呂の為に熱海から湯を運んで使用していたというが、そういった事実はあったのか知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料を提供した。
①『江戸城と大奥』小学館(210.5/ショ)
②『江戸の温泉学』松田忠徳/新潮社(453.9/マツ/T)
③『熱海温泉誌』熱海市(215.4/アタ/T)
④『温泉の日本史』石川理夫/中央公論新社(453.9/イシ/T)
⑤『江戸の風呂』今野信雄/新潮社(383.6/コ)
⑥『木炭』樋口清之/法政大学出版局(658.2/ヒグ/A)

・国立国会図書館デジタルコレクション『熱海風土記・上』
・熱海市HP[ https://www.city.atami.lg.jp/index.html ]
回答プロセス
(Answering process)
ネットにて「江戸城 熱海 温泉」で検索し、個人のサイトにて「御汲湯」について見つける。
また、熱海市HPもヒットし確認すると【市政情報>熱海市の紹介>あたみ昔はなし>江戸時代】にて御汲湯について記述有。
御汲湯に関連したイベントも開催されているとあった(写真も掲載)。

業務システムにて「すべて:江戸 熱海」「すべて:江戸城 熱海」で検索。
検索結果をもとに、まず江戸城での暮らしから調べることにしNDC210~の書架をブラウジング。
しかし、将軍の入浴方法や大奥での入浴についての記述はあるものの、御汲湯については見当たらず(①P60将軍の入浴/P86-87大奥での入浴)

次に検索結果から熱海や温泉から調べてみると御汲湯についての記述を複数みることができた。
②⇒ P15「家康が熱海の湯にぞっこんであったことを示す資料には事欠かない」
  P17「熱海の湯にぞっこんだった家康の思いが伝わったのか、家光がここに別荘を建て、歴代の将軍は熱海の湯を江戸城まで運ばせた」
  P19「寛文二年(1662)から、熱海の湯を江戸城へ献上することになったのである。」
  このことから熱海の湯を江戸城に運んだという事実があったことが分かる。
  P19-21には運び方や草津からもお湯を運ばせていた旨が記されていた。
③⇒ P96-97≪御汲湯と熱海温泉≫あり。
  歴代将軍の御汲湯の運送体制や湯樽の販売についてまで簡潔にまとめられている。
④⇒ P136-139≪徳川家康と熱海≫、≪将軍への御汲湯と湯樽販売≫項より、江戸城へ源泉を運んでいた旨の記述有。
  また、有馬温泉からも汲湯・宅配、鎌倉時代にも温泉輸送があったとの記述あり。
⑤⇒ P171「家康はこの熱海の湯の効果をかなり宣伝したらしい。(中略)四代目家綱で、十九年間に3642樽を江戸城に運ばせたという。」
  P175「江戸時代、五代目将軍綱吉も五廻り(35日間)のため、毎日三度ずつ湯樽を江戸城まで運ばせたという。」
国立国会図書館デジタルコレクションにも資料を発見した。
『熱海風土記・上』44コマ目に御汲湯についての記載有。

また、調べていくと②P19-20に「大湯の源泉が百度近い熱湯のせいか、(中略)道中、桶を地面におろすことは許されなかった(中略)九十八度の熱湯が湯船に注がれるころには適温だったのかもしれない。」とあり、温めなおさずに入浴していたのだと推測できる。
しかし、⑥のP214には「…将軍の入浴の湯は、すべて炭でたかれた。いわゆる炭風呂であったのである。」と記述されており、どのように温度管理をしていたのかは不明である。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
地震学  (453 9版)
衣住食の習俗  (383 9版)
参考資料
(Reference materials)
江戸城と大奥 : サライの江戸 : 『江戸始図』でわかった"家康の城"の全貌. 小学館, 2018. (サライ・ムック)(210.5/ショ)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029000207-00 , ISBN 9784091035530
江戸の温泉学. 松田忠徳 著 , 松田, 忠徳, 1949-. 新潮社, 2007. (新潮選書)(453.9/マツ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008567370-00 , ISBN 9784106035791
熱海温泉誌 : 市制施行八〇周年記念. 熱海市, 2017.(215.4/アタ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I000321204-00 , ISBN 9784883386147
温泉の日本史 : 記紀の古湯、武将の隠し湯、温泉番付. 石川理夫 著 , 石川, 理夫, 1947-. 中央公論新社, 2018. (中公新書 ; 2494)(453.9/イシ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029028100-00 , ISBN 9784121024947
江戸の風呂. 今野信雄 著 , 今野, 信雄, 1927-1998. 新潮社, 1989. (新潮選書)(383.6/コ)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001968799-00 , ISBN 4106003554
木炭. 樋口清之 著 , 樋口, 清之, 1909-1997. 法政大学出版局, 1993. (ものと人間の文化史 ; 71)(658.2/ヒグ/A)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002237163-00 , ISBN 4588207113
キーワード
(Keywords)
一般書
江戸城
風呂
熱海
温泉
源泉
御汲湯
江戸時代
大奥
徳川家康
将軍
大名
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000274169解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!