レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/12/27
- 登録日時
- 2020/02/07 00:30
- 更新日時
- 2020/02/21 15:25
- 管理番号
- 6000051841
- 質問
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解決
アメリカの警察官や消防士はカトリック教徒が多いと言われている。移民も関係していると思うが、そういったことがわかる本はないか。
- 回答
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『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』水声社 P12~「アイリッシュ・アメリカンの歴史」十九世紀に入り、膨大な数のアイルランド人が移住したこと。カトリックのアイルランド人であったこと。警察官、消防士、教師などの職業ではアイリッシュ・アメリカンの比率が極めて高いなどの記載あり。「アメリカ映画に見るアイルランド系アメリカ人の表象-警察官・刑事と消防士の世界」P148にも、ニューヨーク市では十八万近いアイルランド人移民が生活し、選挙権を持つ人口の約五分の一を占めていたという。つまり、彼らはその多様性により政治的影響力を持つに至ったのである。…その見返りとして、公共事業での雇用機会や公的な職業である警察官や消防士の道が提供された。またアイルランド系は敬虔なカトリック教徒が多いことでも知られており、その素地となる厚い信仰心や忍耐力、責任感は、社会正義・安寧を守る警察官や消防士に必要とされる資質と見事に合致したのだろうなどの記載あり。他市から借用。
『アメリカ人だから言えた戦後日本教育の不都合な真実』ケント・ギルバート/著 イースト・プレス 「移民の受け入れには大変な苦労がともなう」P106~アイリッシュがカトリック教徒であることや、消防士や警官、またボクサーなど、身体を張った危険な職業を進んでやることでアメリカ社会に溶け込んでいったことなどが記載あり。
- 回答プロセス
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蔵書検索で、「アメリカ、移民、宗教、カトリックなど」を入れて複合検索をし、何冊か取り寄せをして、内容を確認する。
以下の本は参考資料
『民族から読みとく「アメリカ」』松尾/弌之∥著 講談社 アイルランド系アメリカ人についての記載があり。カトリック教徒であることや、肉体労働に従事(御者、荷運び、ウェイターほか記載あり)していた記載はあるが、警察官や消防士についての記載はなし。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『アメリカ人だから言えた戦後日本教育の不都合な真実』 ケント・ギルバート/著 イースト・プレス
- キーワード
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- アメリカ(アメリカ)
- カトリック(カトリック)
- 移民(イミン)
- アイルランド(アイルランド)
- 警察官(ケイサツカン)
- 消防士(ショウボウシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000273706