このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000265173
提供館
(Library)
立正大学古書資料館 (3300026)管理番号
(Control number)
R-053
事例作成日
(Creation date)
2015年03月06日登録日時
(Registration date)
2019年11月13日 14時57分更新日時
(Last update)
2019年11月17日 15時28分
質問
(Question)
『妙法蓮華経』(請求記号 A12/156/1-10)と『妙法蓮華経』(請求記号 A12/157/1-10)の入手経路について知りたい。
回答
(Answer)
古書資料館の蔵書の多くは、日蓮宗の寺社や大学関係者からの寄贈本で構成されている。多くの蔵書を寄贈した人物や寺社の名前は原簿に記録されていることが多いが、請求記号 A12/156とA12/157の資料にはそれがない。よって両書の入手経路については推測するしかないが、A12/156は貞松山蓮永寺の寄贈書である可能性が高い。A12/157に関しては不明で、強いて挙げれば、池上本門寺の関係か。
回答プロセス
(Answering process)
以下、上記のように推測する根拠を示す。

○『妙法蓮華経』(請求記号 A12/156/1-10)について
通常、蓮永寺の旧蔵書には、図書館で押された「大正五年八月二十五日貞松蓮永寺寄贈」の寄贈印か、「貞松文庫」「良岳貞松山蓮永寺印」などの蓮永寺の蔵書印、それと分かる書き入れがある。A12/156にはそのいずれもないが、「瑞光寺常住物」という書き入れがヒントになる。同じく「瑞光寺常住物」の書き入れが見られる資料に、『延命地蔵経鈔』(請求記号 A72/113)がある(本文部分に対する書き入れはなし)。この『延命地蔵経鈔』には貞松蓮永寺の寄贈印と「良岳貞松山蓮永寺印」の蔵書印が見られるので、明らかに蓮永寺の寄贈書であることが分かる。また、A12/156に押されていた蔵書印の一つ(「日富」か?)と同じ印が、『風水稿』(請求記号 A84/50)の第2冊にも押されている。『風水稿』も蓮永寺の寄贈書である。『風水稿』には蓮永寺の28・29世を勤めた見龍日遇(後に福寿院日富)〔1777~1840〕の署名が各冊に見られるが、蔵書印が日富のものかどうかは不明。これらの点からA12/156は貞松山蓮永寺から入手した蔵書と考えられる。また、「瑞光寺常住物」とあることから、蓮永寺以前は「瑞光寺」が所持していたと推測される。日蓮宗関係で「瑞光寺」と言えば深草山瑞光寺が著名だが、書入れの瑞光寺が深草山瑞光寺を指すかは不明。

○『妙法蓮華経』(請求記号 A12/157/1-10)について
こちらも、蔵書印や署名から推定する他ないが、現状では、そこからも有益な情報は得られない。「洞宗空集所持」(第8冊の裏見返)、「天保龍舎集/空集開拝持」(第9冊の裏見返)といった書き入れから、天保頃は曹洞宗の僧(蔵書印から空集智開という人物か)が所持していたことは分かるが、どこから大学に寄贈されたのかは不明である。別に「池上」の印があるので、天保以降、池上本門寺か、その塔頭寺院に渡り、その関係者から大学へ寄贈されたということかもしれない。表紙右肩に「日宗大学」のラベルが見られるため、日蓮宗大学から立正大学へと変わった大正13年以前には大学に所蔵されていたことは確かである。A12/157にある「弐□宮學之章」の印と同様の印とその持ち主の書名が『妙法蓮華経大意』(請求記号 A03/139)にもある。署名から「弐□宮學之章」は「壱柳玄學之章」であることが判明するが、A03/139の寄贈者は不明である。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
法華経
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000265173解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!