レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 島根県立図書館 (2110035) | 管理番号 (Control number) | 島根郷2019-06-001 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2019年06月19日 | 登録日時 (Registration date) | 2019年09月27日 16時06分 | 更新日時 (Last update) | 2020年01月07日 14時24分 | |||||
質問 (Question) | 松江藩の「新番組」とは、どのような組織か。 | |||||||||
回答 (Answer) | 当館所蔵資料より、下記の資料を紹介し回答。 資料1:pⅰ-ⅳ「『新番組列士録 全4冊』翻刻版」解説。『雲藩職制』によると、松江藩の士分の格式には家老・中老・(略)・使番・組外・役組外・組士があり、ここまでが上士とし、その下の位に新番組が置かれた。その下に卒として御徒・御徒並・(略)・御譜代役・浮役・新組ほかの格式があると記されている。この上士部分の家の系譜と勤功が「松江藩列士録」に、新番組士が「新番組列士録」に収録されている。大正期に作成された「旧藩事蹟」によると、新番組の制度は宝暦11年(1761)第6代藩主松平宗衍の時に設けられた。その代限り新番組として士列に取り立てられ、士の待遇を与えられるが、その跡を継いだ者は元の徒(歩行・かち)に格下げとなり、新番組士から譜代士になったものは一代限りで、次の代も譜代士になるにはさらなる功を積まなければ昇進できない。新番組を取り仕切る筆頭2名になった者も、7~8年の勤めで譜代士となるが、その後継者はまた新番組に格下げとなる。徒家格の者が新番組になるためには元来、徒目付から17~18年勤めた者が進む定めとなっているが、そのほかの昇進方法は基本的には功績を認められ、格の順位をあげていくしかなかった、とする。 資料2:p606-608「家臣団の構造」より、新番組は、「十七人。勘定所押合・勝手方押合・札座添奉行となる。卒進んで新番士となり、功あれば組士に進み、功なければその子再び卒となる」とする。 資料3:資料1に出た「旧藩事蹟」を解読したもの。p42-44「新番組士」あり。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000261836 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |