レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年02月02日
- 登録日時
- 2019/02/18 00:30
- 更新日時
- 2019/11/09 00:30
- 管理番号
- 5118005496
- 質問
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解決
西天満にある堀川(戎)神社について知りたい。特に近世の頃の歴史について知りたい。
- 回答
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以下の当館所蔵資料に、堀川戎神社についての記述が見つかりましたので、ご紹介いたします。
1.『大阪史跡辞典』 (三善 貞司/編 清文堂, 1986.7)
p.562-563に「堀川戎神社 ほりかわえびすじんじゃ」について記述があります。近世の頃については、「江戸時代になると、大坂の商人たちは蛭子神を祭り、干鰯仲間、漆商人、蚊帳商人などそれぞれの戒講を持ち、毎年正月十日と十月二十日に商いを休み、蛭子神に参って福徳を念じ、終わって酒宴を開いて景気を願い、後は大売り出しを行った。」とあります。
2.『てんま : 界隈』(宮本 又次/著 大阪天満宮, 1977)
p.85-87に「一七 堀川の戎神社」の項があります。
3.『大阪古地図むかし案内 [正] 』(本渡 章/著 創元社, 2010.2)
p.96に「四、堀川と戎と大塩の乱」の項があります。
4.『大阪人 = OSAKA-JIN 2011年1月 65巻 1号』(大阪市都市工学情報センター, 2011.1)
p.14-17に「続天満天神・商売繁昌記 堀川戎神社」の項があり、近世の頃の記述としてはp.16に、「元禄の頃、天下の台所と謳われた大坂で、「えべっさん」は海の神さんから商売の神さんへと徐々に変身、漁業専門から商業全般へと顧客層拡大の舵を切る。」「江戸時代の大坂の街は「南組」「北組」「天満組」の三郷体制。(中略)しかも堀川戎は太閤・豊臣秀吉の都市計画によって、大通りだった寺町通に面する好立地となった。」とあります。
5.『疫神と福神』(大島 建彦/著 三弥井書店, 2008.8)
p.292-307「堀川戎神社の十日戎」の項があります。
- 回答プロセス
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1.当館の大阪コーナーにある郷土関係の資料をブラウジングし、資料1、2、3が見つかる。
2.「おおさかポータル」 http://www.library.pref.osaka.jp/site/osakaportal/ (2019.2.2確認) で“堀川戎”を検索し、資料4が見つかる。
3.当館所蔵検索フリーワードで“堀川×戎”で検索し、資料5が見つかる。
- 事前調査事項
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北区史については閲覧済みです。
また、堀川戎神社にも来社済みです。
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0000214926> 大阪史蹟辞典 三善 貞司/編 清文堂 1986.7 9784792423414 (資料1)
- 当館書誌ID <0000244955> てんま -界隈-(風土記大阪 第3集) 宮本 又次/著 大阪天満宮 1977 (資料2)
- 当館書誌ID <0012006974> 大阪古地図むかし案内 [正] 読み解き大坂大絵図 本渡 章/著 創元社 2010.2 978-4-422-25057-1 (資料3)
- 当館書誌ID <5112197968> [雑誌巻号] 大阪人 ( OSAKA-JIN ) 2011年1月 / 65巻1号 続天満天神 大阪市都市工学情報センター 2011.01 (資料4)
- 当館書誌ID <0011721676> 疫神と福神(三弥井民俗選書) 大島 建彦/著 三弥井書店 2008.8 978-4-8382-9074-1 (資料5)
- キーワード
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- 大阪市北区
- 神社
- 堀川戎神社
- 堀川恵美須社
- 十日戎
- えべっさん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000251849