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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
大阪市立中央図書館 (2210006)管理番号
(Control number)
5719005506
事例作成日
(Creation date)
2018年06月19日登録日時
(Registration date)
2019年02月14日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年09月27日 00時30分
質問
(Question)
大阪市大正区にあった松筒自動車学校の創設者・松本由太郎のプロフィールを知りたい。
回答
(Answer)
 松本由太郎(まつもとよしたろう) は明治28(1895)年、谷町4丁目で軍需金物製造業を営む裕福な家に生まれました。
 『毎日新聞』の大阪版に平成16(2004)年10月5日から12月9日まで17回に渡って連載された「[車、走らせたいねん]大阪・自動車学校物語」に 松筒(まっとう)自動車学校とその創設者松本由太郎について詳しい記述があります。
 大正3(1914)年「大阪市立工業学校」機械科を卒業。
 日本で始めて全国統一の自動車免許制度が確立された大正8(1919)年、谷町四丁目にあった由太郎の実家の敷地内で「松筒自動車同好会」を友人と設立したそうです。
 この間のことは、『はじまりは大阪にあり!:新版』(井上 理津子/著 清風堂書店 2016)のp.162-171「日本初の「自動車学校」松筒自動車学校」にも記述があります。同書には「松筒自動車同好会」の練習風景と、由太郎の肖像写真も掲載されています。
  自動車の普及につれ運転を学ぶ人が増え、昭和7(1932)年、由太郎は家業の軍需金物製造業を弟に譲って、「松筒自動車専門校」と改名した学校での指導に専念しました。
 昭和16(1941)年第二次世界大戦が始まると、翌昭和17(1942)年、同校は大阪の他の自動車学校4校とともに「大阪自動車学園」に統合されました。最も規模の大きかった「松筒自動車専門校」の校舎と練習場が、そのまま使われました。しかし校舎も練習場も戦災で焼失、昭和25(1950)年に「松筒自動車学校」として大正区で再出発しました。
 戦時中体調を壊した由太郎は徐々に実務を長女に譲りつつも、昭和43(1968)年に亡くなるまで、毎日運転を楽しんだそうです。
 なお、松筒自動車学校は平成12(2000)年に閉校しました。

 松本由太郎の名の読み方については、『毎日新聞』平成28(2016)年10月2日東京朝刊「余禄:全国統一の自動車運転免許制度ができた1919(大正8)年」に松筒自動車同好会に関する記述があり、「まつもとよしたろう」とふりがながあります。

 『大阪市社会部調査報告書 -昭和二年〜昭和十七年- 12 昭和三年(8)・昭和四年(1)(日本近代都市社会調査資料集成 3)』(近現代資料刊行会/企画編集 近現代資料刊行 1996)p.5-65に「[大阪市]社会部報告 第80号 大阪市に於ける自動車學校」が収録されており、「松筒自動車同好会」の概略が掲載されています。代表者名は「青木春吉」、練習場所在地は「港区泉尾松之町」とあり、創設者の氏名は掲載されていません。

 松本由太郎の出身校、「大阪市立工業学校」(現「大阪市立都島工業高等学校」)の同窓会名簿『会員名簿 '62』(浪速工業会 1962)にも、松本由太郎の名がありました。勤務先「松筒自動車学校」、勤務先所在地「大正区三軒家浜通4の20」とあります。

 昭和11年の大阪近郊在住で一定金額以上の納税した人の名簿『明治大正昭和大阪人名録』下巻(日本図書センター 1989.10)に松本由太郎の名前が掲載されていました。
回答プロセス
(Answering process)
1.国立国会図書館サーチ( https://iss.ndl.go.jp/)(2019.11.30 確認)をキーワード“松筒”で検索し、資料6・資料8が見つかる。
松本由太郎の著書『最近ニ出タ構造問題ノ解答. 昭和10年後期版』(松筒自動車同好会 1935)も「国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信参加館内公開)」で見ることができたが、著者プロフィール記載なし。

2.『大阪人物辞典』(三善 貞司/編 清文堂出版, 2000.11)を検索、該当なし。

3.大阪府立図書館「おおさかポータル」( http://www.library.pref.osaka.jp/site/osakaportal/)(2019.11.30 確認)を、キーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索するが該当なし。

4.商用データベース「Japan Knowledge」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索するが該当なし。

5.商用データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索するが該当なし。

6.商用データベース「ヨミダス歴史館」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索し、1929年9月20日朝刊と1930年9月30日朝刊に「松筒自働車同好会」の広告が見つかるが、松本由太郎のプロフィールはなし。

7.商用データベース「毎索」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索し、資料3、4が見つかる。

8.松本由太郎の出身校・「大阪市立工業学校」関連の資料を検索、資料5見つかる。

9.商用データベース「magazineplus」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索し該当なし。

10.商用データベース「Web OYA-bunko」をキーワード“松筒”、“松本由太郎”で検索し、資料1、2が見つかる。

11.大阪の人物についての参考資料にあたり、資料7が見つかる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
産業史.事情.物産誌  (602 9版)
日本  (281 9版)
参考資料
(Reference materials)
当館書誌ID <5110880636> [雑誌巻号] OSAKA-JIN ( 大阪人 ) 2005年1月 / 59巻1号 戦後建築〈1945-68〉 大阪都市協会/[編] 大阪都市協会 2005.01  (資料1)
当館書誌ID <0014119619>  はじまりは大阪にあり! :新版 -大阪発ビジネスに学ぶ発想のヒント30- 井上 理津子/著 清風堂書店 2016.7 978-4-88313-847-0 (資料2)
当館書誌ID <0000520989>  会員名簿 ’62 [浪速工業会/編] 浪速工業会 1962  (資料5)
当館書誌ID <0000589013>  大阪市社会部調査報告書 -昭和二年~昭和十七年- 12 昭和三年(8)・昭和四年(1)(日本近代都市社会調査資料集成 3) 近現代資料刊行会/企画編集 近現代資料刊行会 1996 9784877421076 (資料6)
当館書誌ID <0000218694>  明治大正昭和大阪人名録 下巻  日本図書センター 1989.10 9784820520603 (資料7)
商用データベース「毎索」2004年2004年10月5日号~2004年12月9日大阪朝刊 (2019.2.13確認) (資料3)
商用データベース「毎索」2016年10月2日東京朝刊 (2019.2.13確認)  (資料4)
国立国会図書館デジタルコレクション「[大阪市]社会部報告 第80号 大阪市に於ける自動車學校」  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118843  (2019.11.30確認) (資料8)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000251691解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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