このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
仙台市民図書館 (2210011)管理番号
(Control number)
若2017-事例02
事例作成日
(Creation date)
2017年00月00日登録日時
(Registration date)
2019年01月18日 15時08分更新日時
(Last update)
2019年04月23日 19時07分
質問
(Question)
歌舞伎の外郎売(ういろううり)について知りたい。
回答
(Answer)
『歌舞伎ハンドブック』p117によると、外郎とは中国の元の礼部員外郎(れいぶいんがいろう)のことで、日本に帰化した陳宗敬(ちんそうけい)が伝えた薬の名称。痰きり、口臭をのぞく丸薬 透頂香(とうちんこう)として小田原で売り出され、江戸時代の名物になっていた。
外郎の噂を聞いた二代目市川團十郎が服用したところ持病の咳が止まったため、感謝の意を込めて、1718年に歌舞伎の演目「若緑勢曽我(わかみどりいきおいそが)」の中で、外郎売りの姿で登場したのが始まりとされている。この外郎売は、売り歩くときの宣伝口上を流暢に勢いよく述べ立てて大好評を博し、歌舞伎十八番の演目の一つとなった。
『歌舞伎にすと入門』p70によると、歌舞伎十八番とは初代團十郎以来演じられてきた十八の演目を、幕末の七代目團十郎が家の芸として定めたものとある。その際の演目は「外郎」であったが、現代は「外郎売」として知られる。1980年に十二代目團十郎が初演に近い形で再復活、家の芸として節目節目に大切に演じられている。
現在では、アナウンサーなどが、滑舌の練習のために外郎売の口上を使っているそうである。
回答プロセス
(Answering process)
『歌舞伎ハンドブック』に、外郎売についての記述がみられた。そこで、蔵書検索システムで「外郎売」で調べると、「外郎売」の口上が絵本になった『外郎売 声にだすことばえほん』が見つかった。また、7門の書棚で、歌舞伎十八番や曽我物について記載されている資料を集め、外郎売に繋がる記述を集めた。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
歌舞伎  (774 9版)
参考資料
(Reference materials)
『歌舞伎 ハンドブック 第三版』 三省堂 2006年
『外郎売 声にだすことばえほん』 長野ヒデ子/絵、斎藤孝/編 ほるぷ出版 2009年
『歌舞伎事典』 服部幸雄・富田鉄之助・廣末保/編 平凡社 2000年
『歌舞伎にすと入門』 辻和子/著 東京新聞 2009年
『歌舞伎十八番』 十二代目市川團十郎/著 河出書房新社 2002年
『歌舞伎にみる日本史』 佐藤孔亮/著 小学館 1999年
『最新歌舞伎大事典』 柏書房 2012年
キーワード
(Keywords)
歌舞伎座
外郎売
團十郎
陳宗敬
若緑勢曽我
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
所蔵調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000250299解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!