レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20160317
- 登録日時
- 2018/12/28 00:30
- 更新日時
- 2022/01/27 14:07
- 管理番号
- 1002604
- 質問
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解決
沖縄の行事料理に使われる餅についての資料が見たい。
- 回答
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①
『沖縄縣史 第22巻 各論編10(民俗1) 復刻版』 (琉球政府編、国書刊行会、1989.10)
p202-205 「三、儀礼の食品(餅・酒・御三味) 1 餅」の項目に、粢についてや、御茶の子(ウチヤヌク)「清明祭や法事のときのお茶の子は豆粉(マーミナクー/きなこ)でまぶす。戦後になって黒砂糖を入れた甘い餅をつくることが一般化し、白い餅と対にして法事・清明祭の供物とされるようになった。」と記述がある。
②
『沖縄・奄美の衣と食』(平敷 令治著、恵原 義盛著、明玄書房、1979.11)
p105-106 「(2)餅」の項目に餅の種類と①粢についてや、②御茶の子「・・・戦後になって黒砂糖を入れた甘いウチャヌクをつくることが一般化し、白いウチャヌクと対にして法事・清明祭の供物とされるようになった。」の記述がある。
③
『絵でみる御願365日』 (むぎ社//編・刊、2015.4)
p176 「重箱の詰め方供え方」中、「もち」の項目に「もち重の使い分け」として、シーミーの際に用いる餅についての記述がある。
④
『葬儀と儀礼の意味 : 沖縄の根の文化』(渡具知 綾子著、大宮印刷(印刷)、[出版年不明])
p100「ビンシーの意味」中、「ビンシーセットの品々の意味/餅」の項目に、供える餅の意味の記述がある。
p102「重箱の意味」中、「重箱の品々の意味/餅」の項目に、供える餅の意味の記述がある。
⑤
『浦添市史 第4巻 資料編3 浦添の民俗』 (浦添市史編集委員会編、浦添市教育委員会、1983.3)
p211-213 「第三章第二節 食生活(二) 餅と行事」の項目に、粢についてや「・・・沖縄の粉餅はむしろ東南アジアや台湾との共通性のみられるものである。クバやサンニンの葉で包み蒸したカーサー餅も十五世紀の与那国で作っていたことも文献[『李朝実録』「琉球史料」第二集、81頁]にみられる」と記述がある。
インターネットの情報(2018.12.26現在)
①
「お供え物の基本 沖縄の暮らしと行事のこと~旧暦を知る~」 沖縄観光情報ウェブサイト沖縄ものがたり
https://www.okinawastory.jp/contents/kurashi/basic
→「・・・また、餅 の白さは純白な心を意味しているほか、天を映す鏡の役割もあるとされています。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3)
- 参考資料
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- 沖縄縣史 第22巻 各論編10(民俗1) 琉球政府/編 国書刊行会 1989.10 (p202-205)
- 沖縄・奄美の衣と食 平敷 令治/著 明玄書房 1979.11 (p105-106)
- 絵でみる御願365日 むぎ社/編 むぎ社 2015.4 , ISBN 4-944116-45-4 (p176)
- 葬儀と儀礼の意味 渡具知 綾子/著 大宮印刷(印刷) [出版年不明] (p100、102)
- 浦添市史 第4巻 資料編3 浦添市史編集委員会/編 浦添市教育委員会 1983.3 (p211-213)
- キーワード
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- シーミー
- 清明
- 餅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000249472