レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/8/13
- 登録日時
- 2017/08/31 00:30
- 更新日時
- 2017/08/31 00:30
- 管理番号
- 埼高図-2015-021
- 質問
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解決
入試面接で「最近読んだ本」として答えられる本を紹介して欲しい
- 回答
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生徒と一緒に書架を巡り、生徒が興味を持てる本を探した結果、大野更紗『困ってるひと』ポプラ社など、数点の本を選ぶことができたので、これを貸出した。
- 回答プロセス
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はじめの質問は、「夏目漱石の本はどこに有りますか?」だった。 その生徒は3年生だが、ほとんどはじめて図書館を使う様子であり、普段はあまり読書をしていない感じを受けたため、疑問を感じた。 案内しつつ、どうして急に夏目漱石を読みたくなったのかを訊いたところ、入試の面接で「最近読んだ本」を尋ねられたときのために読みたい、ということがわかった。 面接練習で上記の質問をされた際に(普段まったく本を読んでいないので)答えられず、先生から図書館で何か本を借りることを勧められたとの由。 また、生徒は看護系の大学を受験していること、面接まで2週間程度しか時間がないこと、2週間では1冊しか読めそうにない(本人談)こと、夏目漱石を選んだのは高尚な感じがするから(要約)だということが分かった。 普段本を読まない人間が、面接のために興味のない本を無理に1冊だけ読んでも良い結果にならないと感じたので、当館にある夏目漱石の本を紹介し、その中身もざっと確認してもらったうえで、自分が興味を持てる分野の本を探してみてはどうかと提案し同意を得た。 まず、過去に読んだ本を確認したところ、高校に入学してからほとんど本を読んでいないこと、一般的な小説や、『なるには』などは「違うと感じる」ことがわかった。 そこで一緒に書架を巡り、医療倫理、看護学、障害、介護、難病、伝記、エッセイ・随筆などの棚を紹介し、興味を持てる本を探したところ、大野更紗『困ってるひと』ポプラ社など、数点の本を選ぶことができたので、これを貸出した。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 看護 医療 介護 障害など
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000221228