レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000216946提供館 (Library) | 高崎市立中央図書館 (2310031) | 管理番号 (Control number) | 0131224408 | |||||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2015年12月17日 | 登録日時 (Registration date) | 2017年06月06日 11時35分 | 更新日時 (Last update) | 2017年06月06日 11時35分 | |||||||||||
質問 (Question) | 森鴎外の短編小説「羽鳥千尋」にでてくる、羽鳥千尋について所蔵資料から紹介してほしい。 | |||||||||||||||
回答 (Answer) | 羽鳥千尋(1887-1912)は、滝川村大字板井(現玉村町)の出身で、高崎中学(現群馬県立高崎高校)を首席で卒業しました。 11歳の時に陸軍軍医の父が病死、親類の債務問題、自身の発病などの困難に見舞われながらも、独学で医師の道を目指し、難関の前期・後期学科試験にそれぞれ1回で合格しました。 しかし最後の実地試験は独学では難しく、21歳の時に、勉学のため書生として置いてほしいと鴎外に長文の手紙を送りました。鴎外はこれに応え、陸軍軍医学校の仕事を紹介し、羽鳥は実地試験の準備を進めましたが、最後の試験の直前に肺結核のため24歳で亡くなりました。 羽鳥が亡くなった一ヶ月後に、鴎外は「羽鳥千尋」という作品を「中央公論 大正元年8月号」で発表しました。羽鳥が鴎外にあてて書いた手紙が、この作品の元になっています。 以下、当館所蔵の参考資料になります。 群馬風土記 63-65号 森鴎外作「羽鳥千尋」1回~3回 坂内志朗解説 群馬のことばと文化 p.21-42 森鴎外と羽鳥千尋 平岡敏夫著 森鴎外 p.8-31 不遇への共感 小説の中の先生 p.127-136 先生への手紙 日塔美代子著 『羽鳥千尋』(抄)あり。 フランス文学万華鏡 p.174-180 鴎外と羽鳥千尋 「鴎外全集 28」の「月報27」に「羽鳥千尋手柬について」として収録されたもの。 砧 p.287-293 羽鳥千尋 初出は「ももんが 昭和38年3月号」。 森銑三著作集 続編 第5巻 p.587-592 羽鳥千尋 単行本「随筆集 砧」が底本とあり。 高崎高等学校90周年小史 p.10 羽鳥千尋 吉永哲郎記 ※第4期卒、とあり。 おはなし高崎人物伝 p.114-116 羽鳥千尋 | |||||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 「瀧川村誌」に記載見当たらず。 | |||||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | 備考 (Notes) | |||||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000216946 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |