レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 桐朋学園大学附属図書館 (3310008) | 管理番号 (Control number) | R00-240 | ||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 登録日時 (Registration date) | 2017年02月27日 15時11分 | 更新日時 (Last update) | 2021年03月08日 10時07分 | |||||||
質問 (Question) | ショパンが参考にしたといわれるロッシーニの「タランテラ」のCDや楽譜があるか。 | ||||||||||
回答 (Answer) | ロッシーニ作曲の「タランテラ」の楽譜・CDを多数所蔵している。 「音楽の夜会」の8曲目で「踊り La danza」というタイトルの曲である。 | ||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 1.OPACでロッシーニの曲を検索 キーワードに「ロッシーニ タランテラ」と入力したが作品IDはヒットしなかった。 録音資料がヒットしたため、曲を確認したところ、 「La danza (tarantella napoletana) / Rossini (踊り(ナポリのタランテラ) / ロッシーニ)」とあった。 この曲は、「音楽の夜会 Les soirees musicales」というタイトルの12曲からなる歌曲集の第8曲目「踊り La danza」。 『クラシック音楽作品名辞典』ではこの曲の別名を「ナポリのタランテッラ Tarantella napoletana」としている。 2.OPACでショパンの曲を検索 ショパンの作曲したタランテラは1曲のみ、「タランテラ Op.43」だった。 3.ショパン作曲の「タランテラOp.43」について下記の資料を調査 『ショパン(作曲家別名曲解説ライブラリー)』p.237-238にロッシーニの『タランテラ』と関連する記述があった。 1841年のフォンタナ宛の書簡が引用されており、ロッシーニの歌曲集の中の「タランテラ」の拍子を調べてから写譜するように依頼している。この書簡については、『ショパンの手紙』でも確認した(p.273 にフォンタナ宛の手紙があり、同じ内容であった)。 『ショパン』p.239 ・・・「イタリアの尊重」の章の中でも同内容の記述あり。 『ショパン孤高の創造者』・・・p.291で「タランテラOp.43」について述べていて、上記と同内容だが、訳註があり、「《音楽の夜会》の第8曲、<踊り(ナポリのタランテラ)>のことであろう。」とあった。 4.以上により、ショパンが参考にしたといわれるロッシーニの「タランテラ」は、歌曲集「音楽の夜会」の第8曲「踊り」であると思われる。 5.OPACでこの曲の楽譜・録音資料について所蔵を検索。 楽譜もCDも多数所蔵している。 | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 学生 | |||||||
登録番号 (Registration number) | 1000210670 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |