レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年09月05日
- 登録日時
- 2016/10/13 18:25
- 更新日時
- 2024/01/11 14:17
- 管理番号
- 0131224598
- 質問
-
解決
太田南畝の「壬戌紀行」(じんじゅつきこう)に、豊岡村と高崎について触れている記述がある。その部分を見たい。
- 回答
-
「壬戌紀行」(じんじゅつきこう)とは、太田南畝(蜀山人)の旅行記です。別名として「木曾の麻衣」があります。
太田南畝は享和元年(1801)2月から翌2年3月まで、支配勘定として大阪銅座に出張勤務しており、この旅行記はその任を終えて、江戸へ帰る旅路の記録です。
享和2年3月21日に大阪の宿舎を発ち、4月4日に高崎を経て、倉賀野に宿泊、4月7日に江戸に到着という、15泊16日の中山道の旅でした。タイトルの“壬戌”はこの旅をした享和2年の干支からきています。
以下、当館所蔵の参考資料になります。
新日本古典文学大系 84
壬戌紀行
享和2(1802)年4月4日の部分(p.407)に豊岡村と高崎に関する記述あり。
脚注あり。
豊岡誌 p.73
豊岡ゆかりの人びと
(3)太田南畝
豊岡村と高崎の部分が抜粋して記載されている。
文中に若干の補足あり。
新日本古典文学大系 84 p.330-438
壬戌紀行 揖斐高校注
最初に解題があり、旅程も紹介されている。
群馬風土記 1990年11・12月号(通巻19号) p.131-137
蜀山人の壬戌紀行 前編 高村久夫解説
4月3日から5日までの部分が掲載されている。
また、国立国会図書館のデジタルコレクションで公開されている次の資料にも収録されています。
紀行文集 (帝国文庫 ; 第22篇)
(https://dl.ndl.go.jp/pid/1181378/1/371 最終確認:2024.1.8)
紀行文集 続々 (続帝国文庫 ; 第37編)
(https://dl.ndl.go.jp/pid/1882662/1/330 最終確認:2024.1.8)
蜀山人全集 巻1
(https://dl.ndl.go.jp/pid/993336/1/68 最終確認:2024.1.8)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日記.書簡.紀行 (915 10版)
- 参考資料
-
-
佐竹昭広 [ほか]編 , 大田, 南畝, 1749-1823 , 中野, 三敏, 1935-. 新日本古典文学大系 84. 岩波書店, 1993.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002271820-00 , ISBN 4002400840 (当館資料番号 111757498) -
「豊岡誌」編さん委員会 編. 豊岡誌 : 群馬県高崎市. [「豊岡誌」編さん委員会], 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009094066-00 (当館資料番号 117197350) -
佐竹昭広 [ほか]編 , 大田, 南畝, 1749-1823 , 中野, 三敏, 1935-2019. 新日本古典文学大系 84. 岩波書店, 1993.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002271820-00 , ISBN 4002400840 (当館資料番号 111757498) -
高村久夫解説. 蜀山人の壬戌紀行 前編. 群馬風土記 1990年11・12月号(通巻19号) p. 131-137
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000080879 (当館資料番号 150068864)
-
佐竹昭広 [ほか]編 , 大田, 南畝, 1749-1823 , 中野, 三敏, 1935-. 新日本古典文学大系 84. 岩波書店, 1993.
- キーワード
-
- 壬戌紀行
- 木曽の麻衣
- 木曾の麻衣
- 太田南畝
- 高崎市-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
2024.1.8:全体を修正。
2024.1.11:「群馬風土記 1990年11・12月号」を追加。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000198147