このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
北方 16-0001
事例作成日
(Creation date)
2016/03/27登録日時
(Registration date)
2016年07月14日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年02月01日 14時30分
質問
(Question)
松前城が別名福山城と呼ばれるのは何故か?
地名や福山陣屋が由来ならば、福山という地名や陣屋の由来も知りたい。
回答
(Answer)
1)福山城の名称については、回答資料1,2に以下の通り記述あり。 ・『松前町史 通史編 第1巻下』(回答資料1)   ;「この城郭の名称については、福山城、松前城、松前福山城の三つの呼び名がある。
 慶長十一(一六〇六)年完成の福山館は、この地域が「福山台地」でここに築館したの
で、福山館と称し、さらにこの地域に築城したので福山城と呼び(『北門史綱』巻之壹)、
地元の住民は一般に松前城と呼称した。     なお、市立函館図書館に三種の築城縄張図があるが、その一枚に「松前福山城縄張図」
と標題されたものがある。」 ・『北海道大百科事典』「福山城」(回答資料2)   ;「1854年(安政元)完成し、幕府目付堀利煕が検分し福山城と名付けた。また、備後福
山城と混同するので、松前城と呼ぶことも許された」 ・『北門史綱』は回答資料3所収。
2)福山城の前身である福山館については回答資料4に記述あり。 ・『松前町史 通史編 第1巻上』(回答資料4)
  ;「蠣崎氏はこの慶広の代まで徳山館を拠点にして政治を行ってきたが、慶長五(一六〇
〇)年慶広が大坂から帰藩するや、海岸部に突出した福山の台地に築城を開始し、六年後の慶長十一(一六〇六)年に完成、「福山」と名づけた。なお、『福山秘府』や『松前年々記』には「福山城」とあるが、後代松前家が幕府に提出した書類に「福山与唱来候者、伊豆守慶広新ニ築候旧領陣屋之地名ニ御座候」(中島家文書『系譜之内御尋ニ付御答書』)とある如く、正式には陣屋または館であり、またその名も地名をとったものであった。」
3)「福山」の地名については回答資料5~8の地名辞典に記述あり。 ・『角川日本地名大辞典 1北海道 上巻』「福山〈松前町〉」(回答資料5)   ;「地名の由来には、かつて福山城背後の山が福山と呼ばれ、山名にちなんで館名(慶長
11年完成)や城下名に福山が用いられたとする説や、アイヌ語地名のホロカナイ(逆
流する川の意)を忌み嫌って福山と改称したとする説がある(北海道蝦夷語地名解)。     また、寛永元年月崎神社の神託によって福山と改めたともいわれる(北海道の地名)」 ・『大日本地名辞書 第8巻』「松前郡」(回答資料6)
  ;「福山の名は、福山城の背後なる山の名なれども、古へは的前山とのみ唱へたり、的前
の望標なればなり。中古以来、福山と唱へ、従て城下をも福山〈中略〉と唱へたりといふ。」  
・『北海道地名解』「福山」(回答資料7)   ;「福山は元、城名にして蠣崎慶廣が慶長五年に、姓を松前と改ためしより。松前を以て
家号となし、福山を以て城名又は地名とするに至りしなり」 ・『福山五百年史』(回答資料8)   ;「旧記を按ずるに、福山の名構は、松前氏第五世慶廣、慶長五年新城を今の松城町に築
き、同十一年落成するや、其処を福山と命名せるに基因す」
4)資料5について、参考として挙げられている『北海道蝦夷語地名解』(参考資料1)、『北海道の地名』(参考資料2)にはそれぞれ以下のように記されており、「福山」の由来に関する記述は発見できず。 ・『北海道蝦夷語地名解』「ホロカ ナイ」    ;「此川ハ四十八瀬アリテ順逆シテ流ル故ニ此名アリト和人其名ヲ忌ミ嫌ヒテ福島(村、
川)ト改ム」 ・『北海道の地名』「福島」
  ;「寛永元年月崎神社の信託により福島と改名したのだという」
回答プロセス
(Answering process)
以下は調査したが見つからず。

1)北海道蝦夷語地名解  永田方正∥著 草風館 1984.9 (請求記号291.034/NA/イ) p172
2)北海道の地名  山田 秀三∥著 北海道新聞社 1984.10 (請求記号291.034/Y/イ) p435
3)日本歴史地名大系 1 北海道の地名 平凡社 2003.10  (請求記号291.03/HO/イ)
4)北海道地名解 小林成光∥著 小林経営研究所 1983.11 (請求記号291.034/KO)
5)北海道集落地名地理 栃木義正∥著 栃木義正 1992.11 (請求記号291.034/TO)
6)北海道地名誌 NHK北海道本部∥編  北海教育評論社 1975.8 (請求記号291.034/NI)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
四国地方  (218 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 松前町史 通説編 第1巻 上 松前町史編集室∥編 松前町 1984.8 218.59/MA/ツウ-1-1-イ p355

2 北海道大百科事典 下 た-わ 北海道新聞社∥編集 北海道新聞社 1981 031/HO/2 p502

3 松前町史 史料編 第1巻 松前町史編集室∥編 松前町 1974 218.59/MA/シ-1-ロ p1085

4 松前町史 通説編 第1巻 下 松前町史編集室∥編 松前町 1988.8 218.59/MA/ツウ-1-2-イ 「北門史綱」(p185-p237)

5 角川日本地名大辞典 1-[1] 北海道 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1987.10 291.03/HO/1-1 p1281

6 大日本地名辞書 第8巻 北海道・樺太・琉球・台湾 吉田東伍∥著 富山房 1970 291.03/Y p45

7 北海道地名解 礒部精一∥著 富貴堂 1918 291.034/I p32

8 福山五百年史 福山教育会∥編纂 [福山教育会] 1913 218.59/F p82

1 北海道蝦夷語地名解 永田方正∥著 草風館 1984.9 291.034/NA/イ p172

2 北海道の地名 山田 秀三∥著 北海道新聞社 1984.10 291.034/Y/イ p435

3 日本歴史地名大系 1 北海道の地名 平凡社 2003.10 291.03/HO/イ 記述なし

4 北海道地名解 小林成光∥著 小林経営研究所 1983.11 291.034/KO 記述なし

5 北海道集落地名地理 栃木義正∥著 栃木義正 1992.11 291.034/TO 記述なし

6 北海道地名誌 NHK北海道本部∥編 北海教育評論社 1975.8 291.034/NI 記述なし
キーワード
(Keywords)
松山城
福山城
福山陣屋
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事項調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000194671解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!