レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/05/10
- 登録日時
- 2016/06/04 00:30
- 更新日時
- 2021/04/22 15:59
- 管理番号
- 6000027501
- 質問
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未解決
箸や匙など食べるための器具について。日本と世界の歴史が知りたい。
人類がいつこうしたものを使い始めたか、日本では初めから箸を使っていたのか、大陸から入ってきた文化なのか等。
- 回答
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『日本大百科全書 18』(1995)の「箸」には、日本の古代の箸が竹製のピンセット状のものであったこと、中国文化の影響を受け、奈良時代にはすでに二本の箸の使用が一般化していたこと、語源、種類、用途、使用法、箸に関する民俗等の記載がある。
『同書 12』の「食器」には、〔料理をつまみとる食器〕としてフォーク、ナイフ、箸、杓子などについての記載がある。
『箸の本』(本田総一郎)には、世界の三大食法(手食、箸食、ナイフ・フォーク・スプーン食)の歴史、箸の歴史、民俗、文化、生産、作法と詳しい。
『日本人はなぜ箸を使うか』『箸の文化史』(一色八郎)をあわせて紹介。
この3冊には豊中市の島田遺跡から七・八世紀の遺物としてピンセット型の竹の箸が出土していることが紹介されている。
『箸の絵本』(農文協)は児童書で、上記のことが簡潔にまとまっており分かりやすい。
現在手に入り、読みやすいものはあるか、とのことだったので書棚にあったものの中から『物語 食の文化』(中公新書)を紹介した。
後日、燕市産業史料館に伊藤豊成氏の膨大な世界のスプーンコレクションが所蔵されていることを教えていただいた。
燕市産業史料館
http://tsubame-shiryoukan.jp/
伊藤豊成コレクション 世界のスプーン館
http://tsubame-shiryoukan.jp/shinkan_itctop.html
(URL修正 2021.4.22)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『箸の絵本』 兵左衛門へん(農山漁村文化協会)
- 『箸の本』 本田 総一郎[著](柴田書店)
- 『箸の文化史一色』 八郎著(御茶の水書房)
- 『日本人はなぜ箸を使うか』 一色 八郎著(大月書店)
- 『物語 食の文化』 北岡 正三郎著(中央公論新社)
- キーワード
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- 箸(ハシ)
- 食事(ショクジ)
- ナイフ(ナイフ)
- フォーク(フォーク)
- スプーン(スプーン)
- 食器(ショッキ)
- 道具(ドウグ)
- 匙(サジ)
- 島田遺跡(シマダ イセキ)
- 食文化(ショクブンカ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000192918