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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
神奈川大学図書館 (3310064)管理番号
(Control number)
16-06
事例作成日
(Creation date)
20150206登録日時
(Registration date)
2016年01月20日 21時13分更新日時
(Last update)
2020年04月10日 15時57分
質問
(Question)
①小山伝三の各種論文に登場する「中村道太」(実業家/教育者) に関する、小山伝三自身の調査資料等 (メモ類を含む) が神奈川大学に残されていないか? 仮に残されているとしたら、それらを閲覧したい。
②併せて、小山伝三の生没年および出身地は?
回答
(Answer)
質問①に関して
中村道太に関する小山伝三の調査資料等(メモ類を含む)はコレクションのかたちでは図書館に入ってきておらず、また、資料名の特定ができない以上、学内の研究所や学部資料室に問い合わせることができない。一方、前述のようにコレクションというかたちで一括して寄贈されていない以上、小山伝三からの寄贈資料を特定すること自体が困難。最終的には寄贈台帳すなわち図書原簿への記録内容の直接確認を行ったが、やはり小山伝三の寄贈資料が残された形跡はなかった。したがって、中村道太に関する小山伝三の調査資料等(メモ類を含む)が神奈川大学に残されているかどうかについては、残されていない可能性が高いものの、不明である。
質問②に関して
小山伝三の生年は明治34(1901)年、没年は不明、出身地は愛知県である。
回答プロセス
(Answering process)
※調査担当者にとり小山伝三あるいは小山喜久弥という人物は未知の人物であるので、人物の概要を把握する理
 由からも質問②についての調査をまず行った。一方、質問①に関しては、小山伝三が神奈川大学にいつ在籍し
 ていたかがわかれば調査資料等の残された時期を特定できることから、小山伝三の神奈川大学への教授および
 講師としての在籍時期を予め調査し、それを基に①についての調査を行った。

1.質問②についての調査
A.冊子体の事典/辞典を使用した調査
「新訂増補 人物レファレンス事典 明治・大正・昭和(戦前)編」
「新訂増補 人物レファレンス事典 明治・大正・昭和(戦前)編II(2000~2009)」
「新訂増補 人物レファレンス事典 昭和(戦後)・平成編」
「新訂増補 人物レファレンス事典 昭和(戦後)・平成編II(2003~2013)」
「新現代日本執筆者大事典」
「現代日本執筆者大事典:第4期」
「日本著者名・人名典拠録:75万人収録」
→ 上記すべてにおいて小山伝三あるいは小山喜久弥に関する記載はなし

B.データベースを使用した調査
JapanKnowledge
→ 小山伝三あるいは小山喜久弥に関してヒットしなかった
Web NDL Authorities国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス
→ 小山伝三の生年は1901年であると確認できたが、没年および出身地に関しては情報がなかった。また、小山喜
  久弥に関してはヒットしなかった。
WebcatPlusの「一致検索」>「人物を検索」
→ 上に同じく、小山伝三の生年は1901年であると確認できたが、没年および出身地に関しては情報がなかった。
  一方、小山喜久弥に関して、その著書はヒットしたが、その場合も生年は不明であり、没年も不明あるいは
  存命中とあった。
各大手新聞社の新聞記事データベース(「聞蔵II」「日経テレコン」「毎日Newsパック」「ヨミダス文書館」) 
→ 小山伝三あるいは小山喜久弥に関してヒットしなかった

C.物故者事典を使用した調査(→ 没年が依然として不明であるため)
「現代物故者事典 総索引(昭和元年~平成23年) I」
「現代物故者事典 総索引(昭和元年~平成23年) II」
「現代物故者事典」1980~1982年の巻、および1988年~2011年の物故者を掲載する各巻(調査時点における本学所蔵分)
→ 上記すべてにおいて小山伝三あるいは小山喜久弥に関する記載はなし

D.事前調査事項の〈その三〉の情報を基にした調査
国立国会図書館サーチ(→ 「小山伝三」および「小山喜久弥」をキーワードとして検索)
→ 小山伝三と小山喜久弥のそれぞれに関して複数件ヒット
→ 神奈川大学図書館所蔵資料に関して、小山伝三あるいは小山喜久弥の生没年および出身地に関する記載
  のありなしを個々に確認
      名城大学商学会紀要「名城商学」
      → 小山喜久弥著の論文掲載箇所にも、またその他の箇所にも小山喜久弥の生没年および出身地に
        関する記載はなし
      神奈川大学商経法学会紀要「商経法論叢」(→ 事前調査事項の<その二>の情報の確認ともなる)
      → 執筆者紹介欄他に小山伝三が神奈川大学教授であること、また、神奈川大学経済学会委員 - 1970
        年度には監事 - であることが記載されているものの、小山伝三著の論文掲載箇所にも、またその他の
         箇所にも小山伝三の生没年および出身地に関する記載はなし
      神奈川大学経済学会紀要「商経論叢」
      → 小山伝三著の論文掲載箇所にも、またその他の箇所にも小山伝三の生没年および出身地に関する
        記載はなし

E.小山伝三の専門分野に関して得られた情報を基にした調査

「商業經濟辭典」(→ 前調査Dにおいて検索された小山伝三の著作物の表題より、小山伝三は経済、商業および
           それらに関する法律、英語などの分野の専門家であると考えられるため)
→ 執筆者欄のp.3に小山伝三の名前と共に、小山伝三が横浜商業専門学校(→ 前身は横浜市立横浜商業学校)
  教授であるとの記載があるものの、生没年および出身地に関する記載はなし
→ 以下へ
「横浜市立横浜商業専門学校一覧」(電子資料:国立国会図書館デジタルコレクションより)
→ p.37とp.36に、それぞれ昭和5年度の講師と昭和6年度の教授としての小山伝三が「愛知」出身との記載がある
  一方、生没年に関する記載はなし
「横浜市立横浜商業専門学校・横浜市立横浜商業学校一覧」(電子資料:国立国会図書館デジタルコレクションより)
→ p.51に、昭和7年の横浜商業専門学校の教授としての小山伝三が「愛知」出身との記載がある一方、生没年
  に関する記載はなし

→ 以上1.A~Eの調査の結果、小山伝三の生年および出身地は判明したが没年は確認できなかった


2.神奈川大学への在籍時期の調査
*事前調査事項の〈その二〉の確認を含む1.Dの調査において判明した小山伝三著の神奈川大学紀要論文の掲載
 年月より、小山伝三は少なくとも1964(昭和39)~1970(昭和45)年頃には神奈川大学に在籍したと考えられる

「全国大学職員録」を使用し、昭和39~45年頃を中心に神奈川大学への小山伝三の教授および講師としての在籍の有無を調査(→ 「大学職員録」「全国大学職員録」[及びその私立大学編]の神奈川大学図書館所蔵は、昭和29、32、34、36、38、39、41、49、50、53~59、61~平成18年版)
→ 昭和38、39年版および昭和41年版において教授としての在籍を確認できた。(→ 昭和29、32、34、36年版
  および昭和49、50、53~59、61~平成18年版においては在籍が確認されなかった。)
→ 昭和49年版以降においては小山伝三の芦屋大学への教授としての在籍が確認でき、また、所蔵分よりわかる
  かぎり、この49年版以降においては各大学職員の生年も記載されており、それにより小山伝三が「明治34年」
  (=1901年)生まれであると確認できる
→ 1の調査結果に重なるかたちで、質問②への回答の一部となる

*上記において在籍が確認できなかった昭和29、32、34、36年版に関して、小山喜久弥の名でも神奈川大学への
 在籍の有無を調査したが、やはり在籍は確認できなかった。


→ 小山伝三の神奈川大学への教授および講師としての在籍時期は、昭和37~40年(→ 38年版や41年版という
  のはそれぞれ前年の在籍情報を基に出版された資料であるため)頃、あるいは、1.Dの調査で判明したことを
  加味すれば、昭和37~45年頃であると確認できた


3.質問①についての調査
A.上記2の調査結果および1.Dの調査からの、小山伝三の昭和38~45年頃の神奈川大学在籍をうけ、在籍時に
  寄稿が考えられる学内新聞他を調査
「神奈川大学通信」
→ 昭和36年6月10日付の第52号に、小山伝三の教授としての着任記事の掲載がある
→ 昭和38年11月1日付の第64号に、小山伝三著の記事「〝死〟と〝のろい〟の壁: 草花も色あせて(孤島の都ベ
  ルリンを訪ねて)」の掲載があるが、中村道太に関する記事ではない
→ 昭和49年12月10日付の第99号の「教授会だより」に、講師としての小山伝三の担当授業名の掲載がある
→ 上記以外には小山伝三に関係する記事はなかった。また、小山喜久弥の著者名での記事もなかった
「神奈川大学五十年小史」
→ p.265~267の 昭和44年度 神奈川大学経済学部 経済学科並びに同貿易学科 学科課程表に、小山伝三の担当
  講義名の掲載があるものの、小山伝三著の中村道太に関する記事ではない
→ これ以外には小山伝三に関係する記事はなかった。また、小山喜久弥の著者名での記事もなかった
「校友会五十年小史」
→ 小山伝三あるいは小山喜久弥による中村道太に関する記事はもちろん、小山伝三あるいは小山喜久弥に関係
  する記事もなかった

→ 上記3.Aの調査からは、小山伝三が神奈川大学に着任したのは昭和36年であり、また、昭和49年には講師と
  して引き続き神奈川大学への在籍がみられることにより、小山伝三の神奈川大学への教授および講師として
  の在籍時期は、昭和36年から、少なくとも昭和49年まで頃であると新たに判明

B. 直前までの調査により判明した小山伝三の神奈川大学への在籍時期を踏まえ、その間の中村道太に関する
  調査資料等 (メモ類を含む) が小山伝三の退職時等に神奈川大学に寄贈された可能性もあるため、担当職
  員に寄贈の有無の調査を依頼。併せて、図書原簿(寄贈台帳)の出納も依頼し、その記録を調査

→ 担当職員より、小山伝三からの寄贈を特定できないという理由から、寄贈があったかどうかは不明との回答。
  また、図書原簿の記録を確認したが、小山伝三からのものと考えられるものもみつからなかった。
事前調査事項
(Preliminary research)
インタビュー時に質問者により以下の情報が予め提供された
その一 小山伝三は本学に教授および講師として在籍していた
その二 神奈川大学の紀要「商経法論叢」13(4) [1963.2] に、中村道太に関する小山伝三著の論文掲載がある
その三 質問者によれば、小山喜久弥から小山伝三(もしくは傳三)へと改名しているとのこと。(→質問者自身によるこれまでの調査による)また、それぞれの著者名による著作物がある。
NDC
日本  (281 7版)
教育  (370 7版)
大学.高等.専門教育.学術行政  (377 7版)
参考資料
(Reference materials)
神奈川大学校友会: 校友会五十年小史.神奈川大学校友会,1989.
神奈川大学五十年小史.神奈川大学,1982.
神奈川大学通信: 縮刷版Vol.I.神奈川大学,1985.
神奈川大学通信: 縮刷版Vol.II. 神奈川大学, 1986.
現代日本執筆者大事典: 第2巻 (か~し). 日外アソシエーツ, 1992., ISBN 4816911618
現代日本執筆者大事典: 第4期 第2巻 (か~し). 日外アソシエーツ, 2003., ISBN 4816918086
現代物故者事典 総索引 (昭和元年~平成23年): I 政治・経済・社会篇. 日外アソシエーツ, 2012., ISBN 9784816923838
現代物故者事典 総索引 (昭和元年~平成23年): II 学術・文芸・芸術篇. 日外アソシエーツ, 2012., ISBN 9784816923845
現代物故者事典 1980~1982. 日外アソシエーツ, 1983., ISBN 4816902368 (この他、現代物故者事典 1988~1990. 日外アソシエーツ, 1993.および、それに続く、現代物故者事典 2009~2011. 日外アソシエーツ, 2012.の巻までの各巻)
商業經濟辭典. 高垣寅次郎編, 第8版, 日本評論社, 1939.
人物レファレンス事典: 昭和(戦後)・平成編 (あ~す). 新訂増補, 日外アソシエーツ, 2003., ISBN 481691787X
人物レファレンス事典: 昭和(戦後)・平成編 (あ~す). 新訂増補, 日外アソシエーツ, 2013., ISBN 9784816924392
全国大学職員録. [昭和32年版], 広潤社, [1957]. (この他、昭和34、36、38、39、41、49、50、53年版、および、昭和54~56年の各版私立大学編)
全国大学職員録. 昭和57年版 私立大学編, 廣潤社, 1983., ISBN 4875080026 (この他、昭和58、59、61、62、63、64年の各版私立大学編、および、平成2~18年の各版私立大学編)
大学職員録. 昭和29年度版, 広潤社, 1954.
日本著者名・人名典拠録: 75万人収録 2 け~な. 新訂増補第3版, 日外アソシエーツ, 2012., ISBN 9784816923586
商経論叢 2巻1号. 神奈川大学経済学会, 1966-6.
商経論叢 5巻2号. 神奈川大学経済学会, 1969-12.
商経論叢 6巻1号. 神奈川大学経済学会, 1970-6.
商経法論叢 13巻4号. 神奈川大学商経法学会, 1964-10.
名城商学 5巻1号. 名城大学商学会, 1955-11.
名城商学 7巻2号. 名城大学商学会, 1957-12.
名城商学 10巻1号. 名城大学商学会, 1960-9.
「英米の法律語に関する若干の覚書: 法律英語のマンネリズム」(小山伝三著『商経論叢』2(1),247-264,1966-6)
「商業経済関係の英語の語彙について: その語原的考察」(小山喜久弥著『名城商学』7(2),51-78,1957-12)
「書評 勝俣銓吉郎氏編 研究社新和英大辞典」(小山喜久弥著『名城商学』5(1),73-91,1955-11)
「中村道太と福沢諭吉: 特にその交友関係について」(小山伝三著『商経法論叢』13(4),95-128,1964-10)
「福沢諭吉先生と豊橋: とくに中村道太について」(小山喜久弥著『名城商学』10(1),81-113,1960-9)
「Practical Englishの表現における形式語(Form-word)について」(小山伝三著『商経論叢』5(2),1-23,1969-12)
「Practical English Expressionsの慣用上の変化: Simeon Potter教授の近著“Changing English”を中心として」(小山伝三著『商経論叢』6(1),87-106,1970-6)
聞蔵IIビジュアル (有料契約データベース)
日経テレコン21 (有料契約データベース)
毎日Newsパック (有料契約データベース)
ヨミダス文書館 (有料契約データベース)
JapanKnowledge (有料契約データベース)
横浜市立横浜商業専門学校一覧, 昭和5年度. 横浜市立横浜商業専門学校, 1931. 国立国会図書館デジタルライブラリー, http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1280471  (2020年3月30日採最終確認)
横浜市立横浜商業専門学校一覧, 昭和6年度. 横浜市立横浜商業専門学校, 1931. 国立国会図書館デジタルライブラリー, http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1280476  (2020年3月30日最終確認)
横浜市立横浜商業専門学校・横浜市立横浜商業学校一覧. 横浜市立横浜商業専門学校, 1932. 国立国会図書館デジタルライブラリー, http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899303  (2020年3月30日最終確認)
キーワード
(Keywords)
小山伝三
小山喜久弥
中村道太
福沢諭吉
神奈川大学
名城大学
横浜商業専門学校
照会先
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寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査 所蔵調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
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1000187199解決/未解決
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