このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000182229
提供館
(Library)
尼崎市立地域研究史料館 (5000006)管理番号
(Control number)
087
事例作成日
(Creation date)
20150930登録日時
(Registration date)
2015年10月08日 12時54分更新日時
(Last update)
2017年08月24日 11時48分
質問
(Question)
尼崎藩最後の藩主だった櫻井忠興(さくらいただおき)と、日本赤十字社の前身、博愛社との関係について調べたい。
回答
(Answer)
松平忠興(1848年〔弘化5〕正月8日 - 1895年〔明治28〕4月29日)は、尼崎藩松平氏7代目藩主。1861年(文久元)8月6日、父松平忠栄の隠居により若年で家督を継ぎました。1868年2月朝廷の松平姓改姓命令に従って「櫻井(本貫の地名)」と改姓します。版籍奉還にともない尼崎藩知事に任命されますが、1871年(明治4)の廃藩置県を契機に知事を解職され、上京します。その後奈良県の大神(おおみわ)神社の大宮司に任命されます。
1877年(明治10)2月、西南戦争に際し、救護組織の要を佐野常民が唱え、大給恒(おぎゅうゆずる)らにより博愛社の設立が企画されます。その創立企画には、松平乗承(のりつぐ/元三河国西尾藩主松平乗全養子)、櫻井忠興、松平信正(元丹波亀山藩主)等華族らが深く関わっていました。
なかでも櫻井忠興は、当時その職にあった大宮司の職を辞して上京し、博愛社創立に尽力したいと博愛社仮事務所として東京麹町富士見町四丁目の屋敷を提供し、資金1,000円を寄付しました。さらに、博愛社の命を受けて自費で九州各地に赴き、戦況や負傷者の救護状況を視察します。
このように博愛社創設に深く関わった忠興ですが、その事績について詳しいことはよくわかっていません。櫻井家邸宅が、第2次世界大戦の東京空襲のおりに焼失し、史料が失われたと考えられることも、要因のひとつとして考えられます。
しかしながら、日本赤十字社兵庫県支部刊行の『博愛社誕生-最後の尼崎藩主 桜井忠興-』(1988)、また近年の研究成果である田中敦「桜井忠興事績関係史料」(『地域史研究』第114号、2014)などにより、忠興の博愛社創設への関与、またその概要については知ることができます。
回答プロセス
(Answering process)
1 桜井忠興について書かれた文献及びWebサイト
◆『尼崎地域史事典』p382 /Web版尼崎地域史事典"apedia" 項目「松平(桜井)忠興」
◆「忠栄と忠興」(『図説尼崎の歴史』上巻、p259~p260)/Web版図説尼崎の歴史近世編第4節幕末動乱期の尼崎1(岩城卓二氏執筆部分)
 
※藩主時代の事績が中心で、博愛社との関連を記した記述はない。

2 桜井忠興と博愛社との関係について書かれた文献・史料及びWebサイト
◆「維新政府の成立と尼崎藩」のうち「最後の尼崎藩主・櫻井忠興」
  (『図説尼崎の歴史』下巻、囲み記事p16)/Web版図説尼崎の歴史近代編第1節尼崎の明治維新1(山崎隆三氏・地域研究史料館共同執筆部分)
◆『博愛社誕生-最後の尼崎藩主 櫻井忠興-』(日本赤十字社兵庫支部 支部創立百周年記念事業委員会、1988)
◆田中敦「桜井忠興事績関係史料」(尼崎市立地域研究史料館紀要『地域史研究』第114号、2014.6)
◆「忠興公と忠胤公」(畠田繁太郎『尼崎今昔物語』、1937)
ほかに、Webサイトでは、「日本赤十字社」公式サイトのうち、「赤十字社について/歴史沿革」( http://www.jrc.or.jp/about/history/ )、東京都千代田区観光協会公式サイトのうち、「日本赤十字社発祥地」( http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/740/Default.aspx )などを参照した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289)
近畿地方  (216)
参考資料
(Reference materials)
尼崎市立地域研究史料館 編 , 尼崎市立地域研究史料館. 尼崎地域史事典. 尼崎市, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002486437-00  (当館請求記号 219/A/ア)
尼崎市立地域研究史料館 編 , 尼崎市立地域研究史料館. 図説尼崎の歴史 : 尼崎市制九〇周年記念 : 新「尼崎市史」 上巻. 尼崎市, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008466758-00  (当館請求記号 219/A/ア)
尼崎市立地域研究史料館 編 , 尼崎市立地域研究史料館. 図説尼崎の歴史 : 尼崎市制九〇周年記念 : 新「尼崎市史」 下巻. 尼崎市, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008466764-00  (当館請求記号 219/A/ア)
日本赤十字社兵庫県支部支部創立百周年記念事業委員会 〔編〕 , 日本赤十字社兵庫県支部. 博愛社誕生 : 最後の尼崎藩主 桜井忠興. 日本赤十字社兵庫県支部支部創立百周年記念事業委員会, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046348041-00  (当館請求記号 289.6/A/サ)
田中敦. 桜井忠興事績関係史料. 尼崎市立地域研究史料館, 平成26.10.31(2014.10.31). (尼崎市立地域研究史料館研究紀要) 地域史研究 第114号 p. 125~140, ISSN 0910-8661
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/publishing/bulletin/contents/pdf/00114125.pdf  (逐次刊行物)
畠田, 繁太郎, 1869- , 畠田繁太郎 著. 尼崎今昔物語. 万有社, 1937.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001583590-00  (当館請求記号 219/A/ハ)
キーワード
(Keywords)
桜井忠興
松平忠興
博愛社
日本赤十字社
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
Web版 尼崎地域史事典 apedia http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/
Web版 図説 尼崎の歴史 http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/index.html
「日本赤十字社」公式サイト/「赤十字社について/歴史沿革」 http://www.jrc.or.jp/about/history/
東京都千代田区観光協会公式サイト/「日本赤十字社発祥地」 http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/740/Default.aspx
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土 人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000182229解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!