レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 埼玉県立久喜図書館 (2110009) | 管理番号 (Control number) | 埼久-2015-036 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2014年10月15日 | 登録日時 (Registration date) | 2015年05月16日 14時52分 | 更新日時 (Last update) | 2023年03月22日 17時04分 | |||
質問 (Question) | 野菜の硝酸含有量の一覧表が掲載された資料が見たい。 | |||||||
回答 (Answer) | 下記の資料に比較的近年のデータが記載された関連する記述があり、これを紹介した。 田中章男、秋山佳代、大越光雄他著「野菜における硝酸塩および亜硝酸塩の含有量」(『研究紀要 33号』p17-26 国際学院埼玉短期大学 2012) 国内で生産された市販野菜の硝酸塩・亜硝酸塩含有量一覧あり。 《青果物中の亜硝酸根・硝酸根実態調査》( http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouka/files/3hyouka-shiryo10.pdf 東京都市場衛生検査所) 東京市場衛生検査所の大田出張所がまとめたもので、昭和51年5月-平成18年2月に中央卸売市場に流通する青果物1852品日に対して市場衛生検査所世田谷出張所及び大田出張所が行った調査と、平成17年5月-平成18年2月に大田市場に流通する露地栽培、ハウス栽培、水耕栽培青果物28品日に対して市場衛生検査所大田出張所で行った調査の結果。青果物中の硝酸根・亜硝酸根濃度の一覧あり。 備考欄に追記あり。(2023/03/08) | |||||||
回答プロセス (Answering process) | 1 参考図書を調査する。 『日本食品標準成分表の改訂に関する調査報告 五訂日本食品標準成分表』(科学技術庁資源調査会 2000) 《我が国の主な野菜の硝酸塩含有量》( http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/ganyu/index.html 農林水産省) 8種の野菜の硝酸塩含有量一覧表あり。参考として英国のデータ(1999年-2000年)とEUの基準値も掲載。 日本の野菜の硝酸塩含有量の出典は、「厚生労働省データ」となっている。また、「野菜中の硝酸塩の含有量については、東京都が昭和54年から調査・公表しているほか、厚生労働省が、昭和63年度の野菜を含めた生鮮食品における硝酸塩及び亜硝酸塩の含有量調査を実施しています。」とあり。 《東京都健康安全研究センター》を〈野菜 & 硝酸〉で検索する。 《野菜類等の硝酸根、亜硝酸根含有調査》(「東京都健康安全研究センター研究年報」第58号別刷)(東京都健康安全研究センター 2007) p74-121に野菜の成分表があり、備考に硝酸イオンについての記載あり。 2 インターネットで調査する。 《Google》を〈野菜 & 硝酸〉で検索する。 昭和58年度-平成4年度に行った調査をまとめたもの。東京都内の卸売市場に入荷した野菜類、果実類、キノコ類、山菜類69品種について調査。硝酸根と亜硝酸根の含有量の一覧あり。 《東京都市場衛生検査所》を〈野菜 & 硝酸〉で検索する。 《青果物中の亜硝酸根・硝酸根実態調査》( http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouka/files/3hyouka-shiryo10.pdf 東京都市場衛生検査所) 《CiNii Articles》を〈野菜 & 硝酸 & 含有量〉で検索する。 塚澤和憲著「低硝酸コマツナ品種の選定とホウレンソウのシュウ酸含有量の変動 (野菜特集 安全な野菜生産のための基礎知識)」(『農耕と園芸57(10)』p76-79 誠文堂新光社 2002) ホウレンソウ、コマツナの品種別硝酸イオン濃度の表あり。 村田美穂子著「フローインジェクション法による野菜類の硝酸および亜硝酸の分析」(『日本調理科学会誌 33(2)』p244-248 一般社団法人日本調理科学会 2000) 5種の野菜の硝酸・亜硝酸含有量の表あり。( http://ci.nii.ac.jp/naid/110001170068 国立情報学研究所 2014/10/16最終確認) 岡部昭二著「野菜類などの硝酸根及び亜硝酸根含有量に関する研究 (経営特集)」(『彦根論叢 182』p139-156 滋賀大学 1977) 16品目51検体の硝酸含有量の表あり。 《厚生労働省》を〈野菜 & 硝酸 & 含有量〉で検索するが、日本の野菜に対して行った調査は見当たらず。( http://www.mhlw.go.jp/ 厚生労働省 2014/10/16最終確認) 《ルーラル電子図書館》(農山漁村文化協会)を〈野菜 & 硝酸 & 含有量〉で検索するが、有効なデータなし。 3 農業関係の書架を調べる。 『EU野菜事情 ホウレンソウを中心に』(三井和子〔著〕 海鳴社 2009) EUの野菜についての硝酸含有量の基準値などの記述のみ。 『硝酸塩は本当に危険か 崩れた有害仮説と真実 自然と科学技術シリーズ』(J.リロンデル、J.-L.リロンデル著 農山漁村文化協会 2006) p179「付表2.3フランスの野菜中硝酸塩含量」があり、21種類の野菜・サラダ野菜について平均値と範囲が表になっている。出典は「Diagonale des Nitrates,1991」。 『農業と環境汚染 日本と世界の土壌環境政策と技術』(西尾道徳著 農山漁村文化協会 2005) p117「野菜の硝酸濃度」一覧あり。データは1998年のもの。9種の野菜について、栽培方法や部分別の硝酸濃度あり。 4 《NDL-OPAC(雑索)》を〈野菜 & 硝酸 & 含有量〉で検索する。 有田俊幸、宮尾茂雄「有機認証野菜のビタミンC及び硝酸含有量」(『東京都立食品技術センター研究報告(13)』p16-21 東京都立食品技術センター 2004) ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2014年10月16日。 | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | 追記(2023/03/08) レファ協事務局の方より、回答プロセスで紹介した資料について情報提供があった。 《東京都健康安全研究センター》( https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/ 東京都健康安全研究センター) 藤沼賢司[ほか]著「野菜類等の硝酸根、亜硝酸根含有調査」( https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/files/archive/issue/kenkyunenpo/nenpo58/01-30.pdf ) 《AgriKnowledge》( https://agriknowledge.affrc.go.jp/ 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター) 有田俊幸[ほか]著「有機認証野菜のビタミンC及び硝酸(『東京都立食品技術センター研究報告書 13号』p16-21 2004.3 東京都立食品技術センター https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010692402 ) 《滋賀大学学術情報リポジトリ》( https://shiga-u.repo.nii.ac.jp/ ) 岡部昭二著「野菜類などの硝酸根及び亜硝酸根含有量に関する研究 (経営特集)」(『彦根論叢 第182号』p139-156 http://hdl.handle.net/10441/2511 ) | |||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 個人 | ||||
登録番号 (Registration number) | 1000174605 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |