プロセス.A 「土砂降り」という言葉の意味を調べる。
オンラインデータベース ジャパンナレッジ Lib(
http://japanknowledge.com/library/ 2014/08/10 最終確認)でキーワード“土砂降り”で検索した結果、次の情報がヒットした。
“土砂降り”
雨が激しく降ること。また、その雨。"どしゃ‐ぶり【土砂降】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge,
https://japanknowledge.com/library/ (参照 2014-08-10)
該当する語句の意味を調べるため、辞書や国語辞典のある棚をブラウジングした結果、次の資料が見つかった。
①『広辞苑 第6版』 新村出/編 岩波書店 2008 (自館請求記号:R813.1)
p2016に「土砂降り」の項目があり、「大粒の雨が勢い激しく降ること。またその雨。」とある。
気象に関連する棚をブラウジングした結果、次の資料が見つかった。
②『雨と風の事典』 僥村曜/編 クライム 2004 (自館請求記号:451.64)
p90に「激しい豪雨の状態をいう。雨粒が当たると土砂を跳ね飛ばすように降る雨のこと。」とある。
プロセス.B 「土砂降り」という言葉の語源を調べる。
辞典類のある棚をブラウジングした結果、次の資料が見つかった。
③『大きな活字の新明解国語辞典 第7版』 山田忠雄/編 三省堂 2012 (自館請求記号:R813.1)
p1085に「「どしゃ」とは、「どさくさ」の「どさ」と同源」また、「土砂降りは借字」と記述されている。
語源に関する棚をブラウジングした結果、次の資料が見つかった。
④『日本語源広辞典』 増井金典/著 ミネルヴァ書房 2010 (自館請求記号:R812)
p642に「語源は「ドサッ(擬態語)+降り」で空から容器をひっくり返したように、ドサッと降り続ける意です。土砂降りは当て字です」と記述されている。
⑤『暮しのことば擬音・擬態語辞典』 山口仲美/編 講談社 2003 (自館請求記号:R814)
p332に「どしゃどしゃ」の項目があり、「①雨が非常に激しく振って発する音。参考「どしゃぶり」は①の関連語。「どしゃ」を「土砂」と書くのは当て字。(以下略)」と記述されている。
気象に関する資料のある棚をブラウジングした結果、次の資料が見つかった。
『雨のことば辞典』 講談社 2001 (自館請求記号:R814)
p162に「どしゃける」の項目があり、「徳島県海部地方で、雨がやむことなく、降りつづけることをいう。土砂降りと関係あるか。」とある。「土砂降り」の項目もあるが、語源に関する記述はなかった。