レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/11/20
- 登録日時
- 2014/03/17 00:30
- 更新日時
- 2014/03/21 13:18
- 管理番号
- 千県中参考-2014-3
- 質問
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解決
鎧を数える「領」の語源を知りたい。
- 回答
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【資料1】『日本国語大辞典 第2版』(小学館 2002)の「領」の項(13巻p927)には、「(「領」は衣服の襟の意、あて字として「両」も用いられた)装束・鎧などのひとそろいの数をかぞえるのに用いる。くだり。」とあります。
【資料2】『絵で見る「もの」の数え方』(町田健監修 主婦の友社 2005)
「鎧」の項(p91)に数え方「一領」(いちりょう)、説明に「「領」はうなじ・首・襟を意味し、一揃いの衣類を数えるのに用いられます。鎧も装束とみなし「一領」と数えます。「一領」(ひとくだり)とも数えます。」とあります。
【資料3】『数え方の日本史 歴史文化ライブラリー』(三保忠夫著 吉川弘文館 2006)
「衣服類の数え方」の「装束を数える」に「領(くだり)・領(りょう)」の項(p17-118)があり、「一揃いの衣服や鎧・具足を対象とするが、『貞丈雑記』には「領はゑりとよむ字也。ゑりの付(つき)たるものハ、皆一領と云也」(天保14年刊本、15巻上)とある」等の記載があります。
また、「甲冑を数える」にも「領(くだり)・領(りょう)」の項(p136)があります。
- 回答プロセス
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掲載用例が多く、語源についても記載の可能性がある大型国語辞典『日本国語大辞典』を確認した。また、数え方についての本を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 文法.語法 (815 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『日本国語大辞典 第2版 第13巻』(小学館 2002)
- 資料2】『絵で見る「もの」の数え方』(町田健監修 主婦の友社 2005)(2101814913)
- 【資料3】『数え方の日本史 歴史文化ライブラリー』(三保忠夫著 吉川弘文館 2006)
- キーワード
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- 鎧(ヨロイ)
- 数え方(カゾエカタ)
- 語源(ゴゲン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000150676