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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
愛知芸術文化センター愛知県図書館 (2110019)管理番号
(Control number)
愛知県図-03259
事例作成日
(Creation date)
登録日時
(Registration date)
2014年02月21日 10時18分更新日時
(Last update)
2023年03月30日 14時25分
質問
(Question)
花粉の歴史について 
1 花粉に“pollen”の語をあてたのはリンネ(1707-1778)だと聞いたことがある。花粉および花粉学を示す“pollen”、“palynology”という英語の語源について知りたい。
2 人が花粉というものを認識したのはいつごろからか。リンネ以前から花粉の存在は知られていたのか?
回答
(Answer)
1『世界科学大事典 3』【資料1】に「花粉」および「花粉学」について説明があります。

  ・p.253「花粉」には「この英名(pollen)は、細かいほこりまたは粉末を意味するラテン語や
  ギリシア語に由来するが、リンネ(C.Linnaeus)以後広く一般に使用されるようになった。」
  とあります。

  ・p.256「花粉学」には「palynologyという名称は、ギリシア語の<振りまく>とか<散布する>
  という意味の言葉から派生していて、ラテン語の同族語は花粉、粉およびちりになっている。」
  とあります。

 『研究社新英和大辞典』【資料2】の“pollen”、“palynology”の項には、
  元になったラテン語の記載など、語源に関する項目の記載があります。

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2  ・岩波洋造 著. 『花粉学大要』【資料3】、
   ・藤木利之, 三好教夫, 木村裕子 著. 『日本産花粉図鑑 増補・第2版』【資料4】、
   ・上野実朗 著. 『花粉学研究』【資料5】に、
  ナツメヤシの人工授粉をしていると考えられている男・精霊が描かれている紀元前9世紀の石版の説明があります。
回答プロセス
(Answering process)
1.館内の辞典をブラウジングし、【資料1】【資料2】を確認しました。

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2.館内OPACで「花粉学」、「花粉」で検索。
・岩波洋造 著. 『花粉学大要』【資料3】
・藤木利之, 三好教夫, 木村裕子 著. 『日本産花粉図鑑 増補・第2版』【資料4】
・上野実朗 著. 『花粉学研究』【資料5】

等がヒットします。


【資料3】では、
 紀元前9世紀から紀元前4世紀、1600年代、1800年代と章を分けて花粉がどのように
 人々に捉えられてきたかが記述されています。
・p.6「ニューヨークのメトロポリタン美術館に、B.C.885年~860年の頃の石版の絵がある。
 これはアッシリアのAshul-Nari-Apalの宮殿にあったもので、
 ナツメヤシの人工受粉をしている図だと考えられている。
 (中略)しかしこの絵は、"王様に捧げる花をとつているところ"だとも考えられているので、
 確実な証拠にはなっていない。」


【資料4】p.506 「1.花粉形態の研究史」 では
 別の像について下記のように述べられています。
・p.506「遺跡からの証拠によれば、ロンドンの大英博物館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、 
 岡山市のオリエント美術館などに鷲の頭を持ち、
 背に翼を広げた男がナツメヤシの人工授粉をしているらしい様子が刻まれた
 B.C9世紀ころのイラク・ニムルド遺跡から 出土した石版(有翼鷲頭精霊像)が展示されている。
 ナツメヤシは雌雄異株であるから、花粉を雌しべにつけて実を結ばせることを
 知っていたとすれば、明らかに花粉の存在に気づいていたことになる。」


【資料5】p.5-9 「花粉の研究史」では、p.6で【資料3】と同じ石版および、
同遺跡の別の石版に言及しています。(図版解説 p.540)
 なお、p.7にその後、紀元前5世紀にはギリシャの哲学者ヘロドッス(ヘロトドス)が人工授粉の事実
 から、植物の雌雄性を考えていたと記述があります。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
一般植物学  (471 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】講談社出版研究所. 世界科学大事典 3 カカク-カン. 講談社, 1977.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045527742-00  (愛知県図書館資料コード:1101414301)
【資料2】竹林滋 [ほか]編. 研究社新英和大辞典 第6版. 研究社, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003646964-00  (愛知県図書館資料コード:1108135405)
【資料3】岩波洋造 著. 花粉学大要. 風間書房, 1964.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001061937-00  (愛知県図書館資料コード:1100810014)
【資料4】藤木利之, 三好教夫, 木村裕子 著. 日本産花粉図鑑 増補・第2版. 北海道大学出版会, 2016.4.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027246603-00 , ISBN 9784832982222 (愛知県図書館資料コード:1111233954)
【資料5】上野実朗 著. 花粉学研究 増補改訂版. 風間書房, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001876077-00  (愛知県図書館資料コード:1102956036)
キーワード
(Keywords)
花粉
花粉学
pollen
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000149632解決/未解決
(Resolved / Unresolved)

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