レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 昭和女子大学図書館 (3310028) | 管理番号 (Control number) | H24-6 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事例作成日 (Creation date) | 2012/06/08 | 登録日時 (Registration date) | 2013年07月19日 15時28分 | 更新日時 (Last update) | 2022年06月29日 15時21分 | |||
質問 (Question) | 1971年の第22回パリ・コレクションの参加ブランドと写真を見たい。 (マリリン・モンロー関連の調査中に、インターネット上で「グラマー=グラマラス」が1971年の第22回パリ・コレクションのテーマだったというインターネットの記事を見たため興味を持った。) | |||||||
回答 (Answer) | ・雑誌「モード・エ・モード」 131号(青山学院大学女子短期大学図書館、学習院女子大学図書館に所蔵あり)で1971年春・夏のパリ・コレクションを特集しているが、1971年の春・夏が「第22回」かは不明です。 ・雑誌「装苑」1971年1月、4月、7月、10月(本学所蔵あり)に1971年春夏と秋冬のパリ・コレクションの記事が掲載されています。 ※1971年の第22回パリ・コレクションのテーマが「グラマラス」であるという記事の裏付けとなる資料は確認できませんでした。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | ①キーワード「パリコレ」「パリコレクション」「パリ + プレタポルテコレクション」で蔵書検索と新聞記事検索を実施 蔵書検索 本学OPAC、NDL-OPAC、都立図書館OPAC、CiNii Books、文化服装学苑図書館OPAC :有益な資料なし 新聞記事検索 聞蔵Ⅱビジュアル :情報なし ヨミダス歴史館 :1971年3月1日朝刊の広告欄に、雑誌「モード・エ・モード」の広告あり。「パリ・コレクション特集号 131号 1971春夏」と書かれている。 ⇒1971年の春夏が第22回かどうかは不明のため、出版元のモード・エ・モード社 販売部(バックナンバーを取扱っている部署)に電話にて問い合わせ。 ⇒「131号で71年春・夏コレクションを特集しているが、第何回にあたるかは不明」とのこと。同時に、「個別のブランドでテーマを設定することはあるが、パリ・コレ全体のテーマというものが存在するのか疑問」との指摘あり。 ②本学所蔵の服飾関連の資料をブラウジング 『装苑』 1971年1月号 :P195 バルマンのプレタポルテコレクションの記事あり 1971年4月号 :P181 71年春夏のパリコレクションの記事あり 1971年7月号 :P178 71~72年秋冬パリプレタポルテの記事あり 1971年10月号 :P173 1~72年秋冬パリプレタポルテの記事あり 『日本のファッション』P254 :1970年代のファッションについて記述あり。 『戦後のファッション盛衰史』P145~P178 :1970~1973のファッションについての記述あり。 『ファッションと風俗の70年』P202 :1970年代のファッション、P295 1971年のファッション(日本中心)についての記述あり。 *1971年に限定した記述や、パリ・コレクションで「グラマラス」がキーワードやテーマになったという情報が読み取れる資料なし。 ③「1971年の第22回パリ・コレクションのテーマが “グラマラス” だった」としているインターネットのサイトを確認。 http://www.fashion-j.com/mt/archives/001265.html (2013/07/10最終確認) 「週刊ファッション情報」というタイトルのページでファッションに関連する言葉や名前を解説するページを設けている。 「グラマー【glamour】感覚用語」として下記の解説が付いている。 「glamourとは、うっとりさせるという意味。ファッションでは、glamorous グラマラスというのが一般的で、1971年の第22回パリ・プレタ・ポルテ・コレクションのテーマとして採用された。魅惑的な女性をイメージした。」 参考資料として挙げられている『ファッション辞典』の記述を確認。 P224「グラマラス」「<魅力に満ちた、魅力的な>の意で、グラマー(glamour)とは人をうっとりさせる魅力のこと。日本では肉感的な女性の魅力につかわれることが多いが、本来は洗練された大人の女性の女らしさをいう。」 P266「パリ・コレクション」「パリで行われるオート・クチュールやプレタポルテのコレクションのこと。1980年代にオートクチュールの復権もあって、現在パリ・コレは他のコレクションに比べ圧倒的優位を誇り、モードの中心的な存在感を示している。」 モンロー、マリリン・モンローは記載なし。 →1971年のパリ・プレタ・ポルテ・コレクションのテーマとして「グラマー」あるいは「グラマラス」が採用されたという記述の裏付けとなる情報なし。 ④Google検索 パリコレ+22回、パリコレ+テーマ :特に情報なし。 ①での指摘の通り、個別のブランドでテーマを設定しているケースはあるようだが、パリ・コレクション全体でのテーマは年代を問わず見当たらない。 ⑤本学所蔵の服飾関連の参考図書をブラウジング 『服飾文献目録 1967/1988』 :71年のパリ・コレクションに関連する文献なし。 | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
| |||||||
参考資料 (Reference materials) | ||||||||
キーワード (Keywords) |
| |||||||
照会先 (Institution or person inquired for advice) |
| |||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 服飾 | 質問者区分 (Category of questioner) | 学生 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000134063 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 未解決 |