レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年10月20日
- 登録日時
- 2013/06/30 16:07
- 更新日時
- 2021/11/28 10:24
- 管理番号
- 島根郷2010-10-004
- 質問
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解決
津和野藩の領地について、浜田藩領内にあった飛び地、また津和野藩領内にある御料(天領)はどこか詳しく知りたい。
- 回答
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当館所蔵資料より、以下の資料を紹介。
津和野藩の飛び地について
・資料1:p1064-1066に現在の浜田市・三隅町・金城町・旭町・弥栄村・石見町・桜江町(邑智郡・那賀郡域)の津和野藩領の旧村名の一覧があった。
・資料2:p18「江戸幕府時代三領図」に、那賀郡内の銀山料・浜田領・津和野領の簡易な地図がのっている。
・資料3:p132「浜田藩の領域・主要街道図(石見全図)」に浜田藩・石見銀山料・津和野藩領の地図がのっている。簡易な図であるため村名などはわからない。
津和野藩領内の御料(天領)について
・資料1:「幕府領大森代官所支配地」のp1058-1059(津茂五ヶ所)に現在の津和野町となる地域の一覧があった。
・資料4:p.373 天領として「畑ヶ迫、十王堂、石ヶ谷、中木屋」が挙げられている。これらの「天領四ケ村が成立した年代を判然させることができない」との補足があり、「日原村にこの四ケ村を加えて」天領としている資料もあるとのこと。
・資料5:p.645-649に大森代官(幕府銀山領)の領地について説明がある。文政二年七月写の「大森御支配村高帳」には、「鹿足郡六ケ村(日原、中木屋、石ヶ谷、十王堂、畑ヶ迫)(卯年(文政二年から)より)津茂村共に鹿足郡六ケ村となる由」が書かれているとのこと。一方「天保六年改銀山付は御料村高書抜写」では、「鹿足郡 五ケ村」と書かれている。
・資料6:2枚目に鹿足郡があり、この当時天領であった地域が、色分けされている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 8版)
- 参考資料
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【資料1】「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編. 角川日本地名大辞典 32. 角川書店, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000101836-00 (当館請求記号 092.9/311 ※貸出禁止資料) -
【資料2】大島幾太郎/著. 那賀郡史. 大島韓太郎, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000509547-00 (当館請求記号 092.6/19 ※貸出禁止資料) -
【資料3】木村礎 [ほか]編. 藩史大事典 第6巻 (中国・四国編). 雄山閣出版, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002028183-00 , ISBN 4639009410 (当館請求記号 092/1108 ※貸出禁止資料) -
【資料4】津和野町 編 , 津和野町 (島根県). 津和野町史 第2巻. 津和野町史刊行会, 1976.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001231300-00 (当館請求記号 貴重092.7/24/2 ※貸出禁止資料) -
【資料5】島根県史編纂掛 編 , 島根県史編纂掛. 島根縣史 第8巻 復刻. 名著出版, 1972.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069442501-00 (当館請求記号 092/2/8 ※貸出禁止資料) -
【資料6】石見国絵図. 写.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000021460-00 (国立国会図書館デジタルコレクション)
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【資料1】「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編. 角川日本地名大辞典 32. 角川書店, 1979.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000133142