レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年03月27日
- 登録日時
- 2013/04/18 14:58
- 更新日時
- 2013/08/02 16:04
- 管理番号
- 埼久-2013-004
- 質問
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解決
-D-(バーディーバー)は、Rh血液型の一種で、たいへん珍しい血液型らしい。これについて、やさしく書かれている図書を探している。
- 回答
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下記の資料に-D-(バーディーバー)についての記述があり紹介した。
『臨床と血液型』(澤口彰子・溝口秀昭編 朝倉書店 1993)
p25 -D-(バーディーバー型)についての記述あり。
「D抗原以外のRh抗原を欠如している型で、遺伝子情報は(-D-/-D-)である。通常の抗D血清に対する反応が強く、D抗原の抗原決定基の数が普通のD型に比較して多いと思われる。欠如している抗原に対する抗体を産生しやすく、新生児溶血性疾患や流産の原因になることが多い。」
『看護のための最新医学講座 9 血液造血器疾患』(日野原重明・井村裕夫監修 中山書店 2006)
p346-347 Rh0(D)式血液型の項目内にバーディーバー型、Rh欠失型についての記述あり。
『ヒトの血液型1』(R.R.レース著 ルス・サンジャー著 みすず書房 1980)
p221-227、247-255 D抗原しか持たない人(-D-)についての記述あり。
『血液学 コアテキスト』(宍戸英雄〔ほか〕編著 広川書店 1990)
p110 D型の説明あり。
インターネット情報
《大阪府赤十字血液センター》-D-(バーディーバー)について説明あり。
(http://wanonaka.jp/first/-d-.html 大阪府赤十字血液センター 2013/08/02 最終確認)
- 回答プロセス
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NDC分類〈491.3〉を調査する。
所蔵参考資料を〈バーディバー〉〈Rh〉の項目を調査する。
『医科学大事典 ありゆ-いじよう』 (講談社 1982)
p15〈Rh式血液型〉に変異型として-D-の各遺伝子の存在が想定されている、との記載あり。
- 事前調査事項
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各医学辞典、家庭の医学書等でも索引には「バーディーバー」は該当なし。血液の項目で探したが見あたらず。
調査済み資料
「最新メルクマニュアル医学百科 家庭版(日経BP社 2004)「医学大辞典 第2版」(医学書院 2009)「人体の正常構造と機能 縮刷版」(日本医事新報社 2008)「最新輸血のケアQ&A」(照林社 2006)「血液と健康」(三浦恭定 裳華房 1994)「知っておきたい血液型の科学」(研成社 1986)「血液型の科学」(藤田紘一郎 祥伝社 2010)「岩波講座現代医学の基礎8 免疫と血液の科学」(岩波書店 1999)「一滴の血液で体はここまで分かる」(奈良信雄 NHK出版 2004)
- NDC
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- 基礎医学 (491 9版)
- 参考資料
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- 『臨床と血液型』(澤口彰子・溝口秀昭編 朝倉書店 1993 ) , ISBN 4-254-30047-6
- 『看護のための最新医学講座 9 血液造血器疾患 第2版』(日野原重明・井村裕夫監修 中山書店 2006) , ISBN 4-521-62511-8
- 『ヒトの血液型 1』(R.R.レース著 ルス・サンジャー著 みすず書房 1980) , ISBN 4-622-02426-8
- 『血液学 コアテキスト』(宍戸英雄〔ほか〕編著 広川書店 1990) , ISBN 4-567-60060-6
- キーワード
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- 血液型
- -D-(バーディーバー)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000130586