レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 滋賀県立図書館 (2110049) | 管理番号 (Control number) | 滋2012-0109 | ||||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2013/02/01 | 登録日時 (Registration date) | 2013年03月29日 00時30分 | 更新日時 (Last update) | 2013年03月29日 00時30分 | ||||||||||
質問 (Question) | 中世の近江に高島七頭という武士団がいたが、その成立の経緯を知りたい。また、七頭の具体的な氏名と系図があれば見たい。 | ||||||||||||||
回答 (Answer) | 『近江源氏 第2巻』によりますと、「佐々木氏四家のうち高島佐々木と称するのは、坂田郡大原荘を累代所領とした佐々木大原氏の元祖、重綱の次弟高信(佐々木信綱二男)が父から近江の高島荘を与えられて高島郡に移り、田中郷を本拠として高島と姓を改め、その子孫が繁栄して本系高島氏のほか、平井、横山、田中、朽木、永田などの分家諸流を起こし、その一族が諸郷に分拠して高島郡の要所を抑え、すこぶる勢力をもったのである。(中略)これを高島佐々木と称し、また高島七頭とも呼ばれる有名な一党である。この一族から下坂、越中、能登、山崎、山中、その他の姓を名乗る分系も出ている。」とあります。また『今津町史 第1巻』によりますと、「高信には泰信(やすのぶ)・頼綱(よりつな)・胤信(たねのぶ)の三人の息子がいたが、嫡流は長男の泰信が継ぎ、次男の頼綱、三男の胤信はそれぞれ郡内の朽木(くつき)庄および永田(ながた)(音羽庄内)に移り住んだという。高島氏の庶子家朽木・永田両氏の成立である。以後高島氏からは平井(ひらい)(能登)氏が分立、また朽木からも横山・田中の両氏が分かれ、高信から三、四代を経て安曇川流域に展開して、その一族は高島郡南部を広く覆うに至る。これら高信を祖とし郡内に割拠した越中・平井・朽木・永田・横山・田中・山崎の七氏を、後世「高島七頭(たかしましちがしら)」と呼ぶ」とあります。系図は、『近江源氏 第2巻』に「高島佐々木氏一族略系図」が掲載されており、『宇多源氏佐々木氏族系図 第2巻』にも「佐々木(八) 高島、平井、太田、下坂、朽木、横山、田中、永田、市原氏系図」が掲載されています。 | ||||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000129830 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |