レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 栃木県立図書館 (2110002) | 管理番号 (Control number) | tr242 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2012年04月25日 | 登録日時 (Registration date) | 2012年10月28日 14時12分 | 更新日時 (Last update) | 2012年10月28日 14時12分 | |||
質問 (Question) | 栃木県内に散見される、「星宮神社」の由来・由緒について書かれた資料はあるか。 以前、「星宮神社は日光修験道と関わりがある」と読んだことがあるが、こちらも関連資料があるか。 | |||||||
回答 (Answer) | ○ 星宮神社について ・『下野史談 第105号』(下野史談会/編 下野史談会 2008) 大西旦/著「星宮神社についての一考察」(p1-7)及び田村豊幸/著「星宮神社の謎」(p8-14)を収録しています。 ・『虚空蔵菩薩信仰の研究 日本的仏教受容と仏教民俗学』(佐野賢治/著 吉川弘文館 1996) 第Ⅱ部 第三章「星と虚空蔵信仰―除災信仰(二)―」に、「星宮神社の成立―祭神分析を中心に―」(p264-299)があります。 ・『星宮神社(通称虚空蔵様)由来記』(下條正雄/著 下條正雄 1986) ・『地方史研究 第22巻第3号(通号117)』(地方史研究協議会 1972) 「第13回卒業論文発表会発表要旨」に、大正大学の張替良/著「星宮神社の祭神について―栃木県を中心として―」の要旨が収録されています(p46-47)。 また、県内の「星宮神社」については、『栃木県神社誌 神乃森 人の道』(栃木県神社庁/編 栃木県神社庁 2006)で、所在地や主祭神、由緒沿革等が確認できます。 ○ 星宮神社と日光修験道について ・『民間信仰の諸相 栃木の民俗を中心にして』(尾島利雄/編著 錦正社 1983) 前原美彦/著「星宮神社と日光修験」を収録しています。 その他、以下の資料からは「星宮神社」についての記載を確認することができませんでした。 ・『日光山と関東の修験道』(宮田登/共著 宮本袈裟雄/共著 名著出版 1979) ・『里修験の研究 続』(宮本袈裟雄/著 岩田書院 2010) 「日光山と関東の修験道」(p49-66)などの掲載があります。 ・『日光山輪王寺 第25号』(貴船諶道/編 日光山輪王寺門跡執事局 1966) 根村隆賢/著「日光山の修験道」が収録されています。 ○その他 星宮神社では、磐裂神・根裂神を祀ったものが散見されますが、上記『栃木県神社誌』を 確認すると、県内には「磐裂神社」という神社もいくつか存在します。この「磐裂」と 「星宮」について、以下の資料に記述がありました。 ・『栃木縣史 第3巻 神社編』(田代善吉/著 臨川書店 1972 下野史談会1934刊の復刻) p334の「磐裂神社」の項に、「上都賀郡日光町大字日光字星宮に鎮座せり、祭神は磐裂命である、本社は勝道上人が、日光開山の時に、上人が自ら一刀三禮を以て彫刻した星宮の尊像を鎮祭したものであるが、其の霊験著しとて遠近より参詣する者多し」とあります。この、日光町(現日光市)の磐裂神社については、『日光山志』(植田孟縉/編 八諧社 1837)巻一の「星宮」の項にも記載があります。(『日光山志』の翻刻は、『日光市史 史料編中巻』(日光市史編さん委員会/編 日光市 1986)p1-114にあります。) | |||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) | ||||||||
キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000113105 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |