レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/11/1
- 登録日時
- 2011/04/11 02:00
- 更新日時
- 2021/02/25 14:04
- 管理番号
- 中央-2010-16
- 質問
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終戦直後の新円切り替え、預金封鎖の根拠法令について知りたい。また、この法律は現在も有効か。
- 回答
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1 当時の根拠法令は次のものである。
「金融緊急措置令」 勅令第八十三号 昭和21年2月17日公布即日施行
資料1:p.358「預金封鎖」の項に、「昭和21年(1946)2月17日公布の金融緊急措置令および日本銀行券預入令により、3月2日を期して旧円を新円と切換え、1人百円ずつの新円と交換する以外のすべての手持ち旧円(五円券以上)を金融機関に預金させ、既存の旧円預金とともに封鎖した。」とある。
資料2:「金融緊急措置令」の項には、この措置が「昭和21年(1946)2月17日公布、即日施行の勅令」とある。
2 この法律は以下のとおりである。
昭和38年7月22日廃止
資料2:「金融緊急措置令」の項に「昭和38年7月22日廃止」とある。
念のため、官報情報検索データベースでも確認すると、
昭和38年7月22日法律第百五十九号「金融緊急措置令を廃止する法律」で廃止されていることがわかる。
なお、この「金融緊急措置令」に関する詳しい資料としては以下がある。
資料3:立案から実施までの詳細な記録である。
資料4:第二章「金融緊急措置」に、立案から実施、政策効果に関する記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 国史大辞典 第14巻 や-わ / 国史大辞典編集委員会∥編 / 吉川弘文館 , 1993.4 <R/2103/32/14>
- 【資料2】 国史大辞典 第4巻 き-く / 国史大辞典編集委員会∥編 / 吉川弘文館 , 1984.2 <R/2103/32/4>
- 【資料3】 資料・金融緊急措置 : 終戦直後における「経済危機緊急対策」 / 大蔵省財政史室∥編 / 霞出版社 , 1987.4 <3383/76/87>
- 【資料4】 昭和財政史 : 終戦から講和まで 第12巻 / 大蔵省財政史室∥編 / 東洋経済新報社 , 1976 <3421/21/12>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000084412