レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/7/7
- 登録日時
- 2011/02/02 02:00
- 更新日時
- 2020/09/10 10:47
- 管理番号
- 2010021
- 質問
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解決
愛知中学校応援歌の歌詞にある「末モリ城趾」のモリの字は「森」か「盛」のどちらか。「稀世の英雄」とは誰のことか。
また、今もこの応援歌は歌われているか。歌われなくなったのなら、理由は何か。
- 回答
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「末森城趾」が使われていた。
「稀世の英雄」は不明。
また、応援歌は今は歌われていず、歌われなくなった理由も不明。
- 回答プロセス
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愛知中学校の応援歌の正しい歌詞などを知りたい、という問い合わせ。
(1)歌詞の中にある「末モリ城趾」のモリの字は「森」か「盛」のどちらか。また、「稀世の英雄」とは誰のことか。
(2)今もこの「応援歌」は歌われているか。歌われなくなったのなら、理由は何か。
1.『愛知学院九十年誌』の冒頭に、応援歌の歌詞と譜面が掲載されている。歌詞には「末森城趾」が使用されていた。しかし作詞者が載っていないため、「稀世の英雄」が誰なのか問い合わせることはできなかった。
2.応援歌が今も歌われているか、歌われなくなったとしたら理由は何か、の2点は学生課に問い合わせた。歌われていない、理由は不明との回答。
3.以上を伝えたところ、利用者自身で、同窓会にて尋ねてみるとのこと。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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愛知学院九十年誌編集委員会 編 , 愛知学院. 愛知学院九十年誌. 愛知学院, 1966.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001117528-00 (当館請求記号:093/3) - 愛知学院百年史 / 愛知学院百年史編集委員会編. -- 愛知学院, 1976.10 (当館請求記号:093.7/3)
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『愛知学院百二十年誌』編集委員会編 , 『愛知学院百二十年誌』編集委員会. 愛知学院百二十年誌. 愛知学院, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001045732-00 (当館請求記号:093.7/4) -
柴裕之編 , 柴, 裕之. 尾張織田氏. 岩田書院, 2011. (論集戦国大名と国衆, 6)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I008909037-00 , ISBN 9784872947151 (日進請求記号:210.4/0960/6)
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愛知学院九十年誌編集委員会 編 , 愛知学院. 愛知学院九十年誌. 愛知学院, 1966.
- キーワード
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- 応援歌
- 愛知中学校応援歌
- 末森城
- 照会先
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- 愛知学院学生課
- 寄与者
- 備考
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応援歌は、『愛知学院百年史』<当館請求記号093/5>、『愛知学院百二十年誌』<当館請求記号093/05/0210>には記載なし。
ちなみに末森城の築城主は織田信秀だが、歌詞にある「稀世の英雄」に当たるかは不明である。
2020年追記:
歌詞は「稀世の英雄発祥の末森城趾」となっているので、信秀の子「織田信長」をイメージしている可能性はある。
ただ、信長は天文3年(1534年)生まれであり、末森城築城の天文17年(1548年)よりも前に生まれているため、末森城が「発祥の地」とはいいがたく(生誕は勝幡城であるという説が有力)、また、天文21年(1552年)に信秀死去により、末森城は信長の実弟信行に譲られているため、信長がこの城を使用したという事実もない。
(参考資料『尾張織田氏』柴裕之、岩田書院 2011<日進請求記号210.4/0960/6>)
信行謀殺後、末森城は廃城となったとされる。
やはり、作詞者から詳しく聞いてみなければ、結論は出ないようである。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000077480