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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)管理番号
(Control number)
名古屋市鶴-2010-053
事例作成日
(Creation date)
2010年12月01日登録日時
(Registration date)
2011年01月28日 13時51分更新日時
(Last update)
2011年03月25日 16時10分
質問
(Question)
墓石について知りたい。近頃は輸入した石の墓石が多いと聞くがどれくらいか。
回答
(Answer)
(1)墓石については、歴史、変遷、作り方、型式、石材など 『墓地墓石大事典』 (雄山閣 1981年)に詳しく記載されています。

(2)輸入した石の墓石の割合やおおよその輸入量等については、下記の資料に記載がありました。
  a.『墓地墓石大事典』 (雄山閣 1981年 p.271,275,280)
  b.『修景石材と舗装』 (技法堂出版 1994年 p.74-75)
  c.『第9次新版 業種別貸出審査事典3』(金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 1999年 p.74-75)
  d.『第10次新版 業種別審査事典3』(金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 2003年 p.759-768)
  e.『第11次 業種別審査事典3』(金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 2008年 p.785-794)
  
・墓石用の石材(花崗岩)の本格的輸入は昭和40年以降のことで、1989年がピークでその後減少しています。平成5年頃から原石輸入にかわって製品輸入が激増し、現在は80%以上が中国をはじめとする海外製品といわれている状況のようです。近年は国産石材を中国へ輸出し、製品へ加工後逆輸入するケースが増加してきているようです。

・墓石の生産高については、“墓石産業は全国的な資料がないため、全国の墓石生産高は正確に把握できないが、年間30万基程度と推定され、海外製品は80%以上を占めるようになった”(資料d・e)と記載されていました。

・花崗岩の過去の輸入数量は、1957年~1992年(資料b)、1997年(資料c)、2001年(資料d)、2005年(資料e)の数字が掲載されていました。また、1988年から1997年までの「花崗岩製品と原石の輸入数量の推移」のグラフが資料cに、1989年から近年までの「花崗岩・製品の輸出入推移と加工業者への影響」のグラフが資料dに掲載されており、おおよその数量を推測できます。 2006年以降の輸入量については、日本貿易振興機構(ジェトロ)( http://www.jetro.go.jp/cgi-bin/nats/cgi-bin/top.cgi?PGID=000&REP_CNT=0 )の「貿易統計データベース 品目別国別表」で見ることができます。 なお、上記の花崗岩の輸入数量は用途別には数字が分かれていないため、すべてが墓石用とは限りません。
回答プロセス
(Answering process)
(1)まず、墓石について調べるため通過儀礼・冠婚葬祭(385)の参考図書の棚を見ました。 墓石については、歴史、変遷、作り方、型式、石材など 『墓地墓石大事典』(1981年発行)にかなり詳しく記載されていました。また、輸入石材についても“墓石用の石材(花崗岩)の本格的輸入は昭和40年以降のことで、昭和42年の総輸入量は3万4000tだったが、この年を境にして急速にその量は伸び、53年には43万tと増大しつづけ、輸入石材が全体の5割を超えるのは時間の問題と思われる”(p.280)“洋型墓石の登場により墓石用の石材に大きな変化が生じ、外国産石材が用いられるようになり昭和48、9年ごろから外国産原石の輸入が飛躍的に増大した”(p.271)“近年は全体の半分近くが輸入石材でまかなわれているのが現状”(p.275)と記述があり、1965年ごろから1980年ごろの状況がわかりました。

(2)自館OPACで「石材」でキーワード検索しヒットした『修景石材と舗装』(1994年発行)輸入石材の項(p.74-75)に「花崗岩および大理石の輸入量と金額の推移(1957年~1992年)(日本貿易月報より)」の表が掲載されており“赤色花崗岩製品の原石は100%、黒色花崗岩製品の原石は95%、大理石のうち大型板石製品の原石は99%が輸入材である。ちなみに墓石の90%以上は輸入石材”と記述されていました。

(3)近年の輸入数量を調べるため貿易統計を検索してみました。日本貿易振興機構(ジェトロ) http://www.jetro.go.jp/cgi-bin/nats/cgi-bin/top.cgi?PGID=000&REP_CNT=0 の「貿易統計データベース 品目別国別表」で近年の輸入状況は見ることができます。

(4)近年の状況については、『業種別審査事典』の「墓石加工・販売業」の項に掲載されていました。
・『第9次新版 業種別貸出審査事典3』(1999年発行)によると“墓石生産高は正確に把握できないが、年間35~36万基と推定される。海外製品は70%以上を占めるようになった。”などの記述があり、最近10年間の「花崗岩製品と原石の輸入数量の推移」のグラフ、「平成9年花崗岩製品の国別輸入実績」が掲載されていました。

・『第10次新版 業種別審査事典3』(2003年発行)によると“墓石産業は全国的な資料がないため、全国の墓石生産高は正確に把握できないが、年間30万基程度と推定され、海外製品は80%以上を占めるようになった。”“原石輸入のピークは元年でその後減少、これにかわって製品輸入は5年ごろから顕著に増加、製品は墓石中心”“コスト削減のため国産材を中国で製品化し、逆輸入するケースが増加”などの記述がありました。
「平成13年花崗岩原石の国別輸入実績」、「平成13年花崗岩製品の国別輸入実績」、「平成13,12年の花崗岩原石・国別輸出実績」の表、「花崗岩原石・製品輸出入推移と加工業者への影響」のグラフも掲載されていました。

・『第11次業種別審査事典 3』(2008年1発行) も『第10次新版』と同様な記述があり、「平成17年花崗岩原石の国別輸入実績」、「平成17年花崗岩製品の国別輸入実績」、平成17年花崗岩原石・国別輸出実績」の表が掲載されていました。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
通過儀礼.冠婚葬祭  (385 9版)
参考資料
(Reference materials)
『墓地墓石大事典』 墓地墓石研究会/編 雄山閣出版 1981年 p.271,275,280
『第11次 業種別審査事典 第3巻』 金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 2008年 p.785-794
『第10次新版 業種別審査事典 第3巻』 金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 2003年 p.759-768
『第9次新版 業種別貸出審査事典 第3巻』 金融財政事情研究会/編 金融財政事情研究会 1999年 p.963-971
『修景石材と舗装』 小林恒己/[ほか]共著 技法堂出版 1994年 p.74-75
http://www.jetro.go.jp/cgi-bin/nats/cgi-bin/top.cgi?PGID=000&REP_CNT=0 (貿易統計データベース 品目別国別表) [last access 2011/2/15]
キーワード
(Keywords)
墓石
墓石加工
輸入石材
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000077297解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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