レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 岐阜県図書館 (2110001) | 管理番号 (Control number) | 岐県図-1081 | ||||
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事例作成日 (Creation date) | 2009年05月14日 | 登録日時 (Registration date) | 2009年07月07日 15時58分 | 更新日時 (Last update) | 2010年12月02日 11時16分 | ||
質問 (Question) | 岐阜では喫茶店でコーヒーを頼むと朝ごはんまでついてくるモーニング文化があるが、なぜこのような文化が根付いたのか。また岐阜市は喫茶店の数が人口割合で一番多いと聞いたが、そういった統計はあるのか。 | ||||||
回答 (Answer) | 人口あたりの喫茶店数について、岐阜市が1番多いと明示できる統計はみつからなかったが、1世帯あたりの喫茶代支出は岐阜市が最多らしい。 1 関連する新聞記事を検索したところ、以下の2件が該当。 ・「岐阜市は1世帯の年間喫茶代が全国一位(ぎふ知りたい探検隊8)」中日新聞2007年9月30日朝刊岐阜近郊版p.20 ・「喫茶好きは“日本一”豪華モーニング定番に(連載 岐阜知っとる!?県民の心の原点を探る)」岐阜新聞2007年1月5日p.1 両記事とも総務省が行った家計調査を根拠としている。 この記事ではモーニングが根付いた理由として、「繊維関連の商談の場として喫茶店が用いられた」「朝ごはんを食べに来店するお年寄りが客層になっている」「平日の昼間に喫茶店にくる経済的・時間的なゆとりがある」という点が挙げられている。 また、『家計調査年報 平成19年』(総務省,2008.5)では、岐阜市の1世帯あたり喫茶代は15,862円で、全国の大都市・都道府県庁所在地中1位。なお2位は名古屋市の13,199円で、3位は川崎市の8,804円(全国平均は5,294円)。 2 人口あたりの喫茶店数に関して調査。喫茶店数については、やはり総務省が行っている「事業所・企業統計調査報告」で分かる(最新は平成18年調査)。 喫茶店数916 人口413,036 = 人口千人あたり2.22店舗(※人口は事業所調査が行われた平成18年10月時点の推計)。 この数値について市町村順のランキングが載った資料を見つけられず、岐阜市が最も多いかどうかは分からない。 3 喫茶代支出が岐阜市に次いで多い名古屋市について調査するため、愛知県統計課のウェブサイトを参照したところ、以下のページを見つけた。 「愛知県は「喫茶店王国」?」( http://www.pref.aichi.jp/0000025373.html ) これによると、県別での人口千人あたり喫茶店数は高知県が最も多く1.79店、次いで岐阜県1.60、愛知県1.46となっている。それぞれの県庁所在地・高知市、名古屋市それぞれの喫茶店数を調査したところ以下のとおり。 高知市 喫茶店数 603 人口 332,268 = 人口千人あたり1.82店舗 名古屋市 喫茶店数4,700 人口2,223,148 = 人口千人あたり2.11店舗 県庁所在地の比較では、岐阜市は高知市、名古屋市よりも人口あたりの店舗数が多いことになる。ただ、全国で最も多いかどうかは、これ以上に人口あたり店舗数が多い市町村がある可能性もあり、確言できない。 | ||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) | |||||||
照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||
備考 (Notes) | |||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 団体 | ||
登録番号 (Registration number) | 1000056288 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |