レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/04/13
- 登録日時
- 2009/06/16 02:11
- 更新日時
- 2009/06/16 02:11
- 管理番号
- D2009T0310
- 質問
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解決
近世以前の日本の人口について知りたい。
- 回答
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日本書紀によれば、崇神天皇12年に人口調査(校民)が行われた。
670(天智天皇9)~824(天長元)年
全国の人口調査「庚午年籍」(6年1造を原則とする定期的な造籍)が
行われたが、調査結果は現存していない。
奈良時代(710~784年)
600万~700万人(内、良民560万人)とする推計、500万人とする推計など
があるが、人口調査が行われていたかどうかは不明。
*11世紀以降、荘園経済の時代は人口調査空白の時代。
平安時代から室町時代に至る期間の人口を知る手がかりは乏しく、
わずかに伝説的な人口を伝える史料があるにすぎない。(『国史大辞典』)
1600(慶長5)年頃 1800万人とする推計、1200万とする推計がある。
1671(寛文11)~1871(明治4)年 宗門人別改
1721(享保6)~1846(弘化3)年
1721年 江戸幕府初の全国人口調査(子午改)。
1726(享保11)年から6年に一度 弘化3(1846)年まで19回の記録が
伝えられており、この内、国別人口がわかるのは12回分。
【参照文献】
『国史大辞典』吉川弘文館 1986(当館請求記号:GB8-60)
第7巻「人口」の項目中、「日本の人口の推移」
『国勢調査以前日本人口統計集成』東洋書林 1993 (当館請求記号:DT221-E116)
別巻1 「江戸時代全国国別人口表-幕府調査-」
『人口から読む日本の歴史』鬼頭宏 講談社 2000 (当館請求記号:DC721-G51)
16-17頁「表1 日本列島の地域人口:縄文早期~2100年」
『人口大事典』培風館 2000(当館請求記号:D2-G300)
第1部 世界の人口 3 日本人口の史的発展
91頁「表3-4 地域別人口と人口増加率」
92頁「表3-5 徳川中後期の地域別人口推計」
『日本人の事典』朝倉書店 2003(当館請求記号:SA51-H2)
51 日本人の人口
631頁「表51.1 縄文~弥生時代の地域別日本人口」
634頁「表51.3 古代から中世の人口資料」
637頁「表51.6 江戸時代の日本人口:幕府の人口調査(子午改)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 人口.土地.資源 (334 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 日本
- 人口
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000055711