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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
OSPR05110412
事例作成日
(Creation date)
2006年06月30日登録日時
(Registration date)
2006年07月08日 02時11分更新日時
(Last update)
2006年07月09日 16時09分
質問
(Question)
文部省唱歌「浜辺の歌」の歌詞は2番までだが、実は、3、4番があるらしい。その詩を知りたい。
回答
(Answer)
『日本童謡事典』上笙一郎編 (東京堂出版 2005) P.328に詩の第3連が掲載されています。
 
   はやちたちまち波を吹き、
   赤裳(あかも)のすそぞぬれもせじ。
   やみし我はすべていえて、
   浜辺の真砂(まさご)まなごいまは。(セノオ楽譜・98「浜辺の歌」 1918)

 「浜辺の歌」は作詩者・林古渓が東京音楽学校の学生の作曲試作用に起・承・転・結の全4連の詩として同校の雑誌「音楽」(1913年8月号)に寄稿したのですが、雑誌掲載時に編集者の手によって、なぜか第3連前半部と第4連後半部が結合されて全3連として発表されてしまったようです。そのため、第3連は意味が通らない状態のまま3番までの歌詞の曲としてセノオ楽譜によって世にでました。
 原詩の控えは作詩者の手元でも早くに失われたようで、第3・4連の本来のかたちが復元されることはなかったようです。そのため、正確な4番の歌詞は存在しません。第二次大戦ののちは、作詩者の意思により3番は削除、2番までの歌として扱われています。

他の参考資料を以下に挙げておきます。
 ①『童謡と唱歌 歌唱の歴史[1]春夏のうた』池田小百合著(夢工房 2002)
 ②『唱歌のふるさと 旅愁』鮎川哲也著(音楽之友社 1993)
 ③『日本歌謡碑大系 1 歌曲集』松尾健司著(ゆまにて 1977)
 ④『童謡大学 童謡へのお誘い』横山太郎著(自由現代社 2001)
①は1918年のセノオ楽譜版が掲載されています。②は作家・鮎川哲也が自ら林古渓の家族を訪ね、インタビューをした貴重な記録です。他の参考資料でも言及されています。
 
 
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
童謡と唱歌 歌唱の歴史[1](ページ:124-129)
唱歌のふるさと 旅愁(ページ:20-24)
日本歌謡碑大系 1 歌曲集(ページ:101-105)
童謡大学 童謡へのお誘い(ページ:171-180)
日本童謡事典(ページ:327-328)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000029407解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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