レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年01月01日
- 登録日時
- 2006/04/10 11:47
- 更新日時
- 2006/04/10 12:09
- 管理番号
- 市川20060101-03
- 質問
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解決
岐阜県大野郡荘川村「六厩」の読み方は「むまい」とよんでも良いのか。
- 回答
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『角川日本地名大辞典21巻 岐阜県』のほか
『日本地名語源事典』(新人物往来社)、『幕末以降 市町村名変遷系統図総覧 1』(東洋書林)にも「むまい」 のヨミで記載あり。
なお質問者が高山市への問い合わせ等によると、現在は「むまや」に統一したらしいが、今でも地元では「むまい」と呼んでいる。また音韻変遷の可能性も指摘。muumaya⇒mumaya⇒mumay
- 回答プロセス
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平凡社の『日本歴史地名体系21巻 岐阜県の地名』p927に、六厩村(むまやむら)の記載があるが、「むまい」の呼び名については記載なし。
『角川日本地名大辞典21巻 岐阜県』では、729ページに「むまい 六厩<荘川村>」と記載項目あり。以下、一部抜粋。
「むまや」ともいう。火山(1379m)の麓、六厩川と軽岡川の合流点付近に位置する。地名の由来については、『後風土記』は、「古え国中より美濃国群上郡、又越前国への路次の駅舎にて、一村僅かに厩六つのみなりし故、六厩といいならしむ」という。
[中世]六馬屋 戦国期に見える地名。
[近世]六厩村 江戸期~明治8年の村名。
[近代]六厩 明治8年~現在荘川村の大字名。
他、『日本地名語源事典』(新人物往来社)442ページと、『幕末以降 市町村名変遷系統図総覧 1』(東洋書林)870ページにも「むまい」 のヨミで記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 『角川日本地名大辞典21巻 岐阜県』
- 『日本地名語源事典』(新人物往来社 1981)
- 『幕末以降 市町村名変遷系統図総覧 1』(東洋書林 1995)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000028253