調べ方マニュアル詳細(Detail of search guide data)
提供館 (Library) | 紙の博物館図書室 (4210001) | 管理番号 (Control number) | 061208001 | ||||
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調べ方作成日 (Creation date) | 2006年12月08日 | 登録日時 (Registration date) | 2006年12月08日 15時15分 | 更新日時 (Last update) | 2015年07月19日 15時55分 | ||
調査テーマ (Title of the search guide) | 紙の寸法・規格を調べるには。 | ||||||
調べ方 (Contents of the search guide) | 紙の大きさ・寸法について調べる方法をご紹介します。 手漉き和紙の大きさはそれを漉く道具(簀桁)の大きさによって決まるので、きちんとした規格がはない。同じ紙でも 時代や産地が違えば大きさも異なる事も多い。又和紙の大きさは尺、寸、分が使われる。 『和紙の手帖Ⅱ』 一方洋紙(紙)の寸法には原紙寸法と仕上げ寸法がある。原紙寸法とは「紙の原紙の標準寸法で、仕上寸法に対応し断裁余白を含んだ寸法」になっている。仕上げ寸法とは「書物、雑誌、証券、事務用紙、、図画用紙、便箋などに加工された仕上げ寸法」のことでA列とB列がある。昭和4年にJES(JIS規格の前身)92号紙の仕上げ寸法が制定された。この規格は日本の市場に流れている菊版、四六版の系統を考慮し、ドイツ規格DIN476のA列系統をそのまま取り入れ、国際的に一致せしめたもの。B列は日本独特の系統でB列0番はA列0番の面積の1.5倍で、日本の四六版系統にあたる。なお、A系統は日本の菊判系統にあたる。 『JISハンドブック 32 紙・パルプ』2006年 1和紙の寸法(美濃判 半紙 西の内紙 など) 『和紙文化辞典』 久米康生著 1995 (※585.603/Ku37) ※紙の博物館請求記号以下同 複雑な和紙の寸法をその歴史から解説。時代・産地別の違いもわかるように出典別に比較した表にまとめていて解りやすい。 『紙の手帖』山本和著 木耳社 1981 (585.04/Y31-3) 和紙・洋紙の寸法規格について随筆風にまとめられている。半紙の寸法も詳しい。 2洋紙の寸法規格 (A版 B版 菊版 四六版など) 『JIS ハンドブック 紙・パルプ 2006 』(585.072/ N71) 紙・パルプP部門とその関係部門をまとめてある。巻末参考資料に『紙の仕上げ寸法について』『洋紙寸法の由来』『紙パルプ関連ISO規格一覧』を掲載。 『JIS規格パルプP部門』(ファイル形式)(585.072/J24) 『紙の大研究 2 紙とくらし』 岩崎書店 2004年 子供向きの本だが「紙の大きさ・本の大きさ」の項目の中でA判 B判のことを図入りで分かりやすく解説。 2-a JIS規格制定の歴史 JISの前身JESにおいて紙の寸法規格を制定するまでの経緯が書かれたもの。 『紙の寸法規格と制定の経緯について』小林清臣著「百万塔」61号 紙の博物館 1985 A判 B判 ハトロン判 四六判 菊判の制定由来について解説 『紙類の規格制定の発端とその経緯』1-3 米谷稔著 「紙パ技協誌」1978.9~1979.2 『紙の規格について 米谷稔氏に聞く』紙の博物館聞き取り調査 1980.7 (585.072/ Ko63) 3海外における紙の規格 『印刷事典』(749.033/ N71) 昭和49年版のみ「英国標準用紙寸法」掲載。 『日本規格協会ライブラリー』 東京都港区赤坂4-1-24 日本規格協会ビル1階 電話 93-3583-8002 http://www.jsa.or.jp/works/works04.asp | ||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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備考 (Notes) | |||||||
登録番号 (Registration number) | 2000001632 | 完成/未完成 (Complete / Incomplete) | 完成 |