調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2015年03月21日
- 登録日時
- 2015/03/21 15:12
- 更新日時
- 2015/03/21 17:37
- 管理番号
- いわき総合-調9
- 調査テーマ
-
完成
「磐城平城」に関する資料の探し方
- 調べ方
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1.基本的な情報源で調べる(テーマの理解)
テーマの大まかな情報を、参考図書(辞書・事典・用語集など)を使って確認してみましょう。
【資料①】『図説日本城郭大事典 第1巻』(日本図書センター)[R/521/ズ/1]
2.図書
(1)資料検索システムで調べる
書名・著者名・件名などにキーワードを入力して検索します。キーワードがあいまいな場合は、「~で始まる」(前方一致)、「~を含む」(中間一致)などの条件付けをうまく使いましょう。
(2)テーマごとの書架で探す
「磐城平城」に関する資料は、主にいわき資料コーナーの「210 日本史」か「521 日本の建築」のところに置いてあります。
【資料②】『いわき市史 第2巻 近世』 P31より「鳥居氏の築城と検地」とあり、平城築城の様子がまとめられている。 1975 [K/210.1-1/イ]
【資料③】『いわき市史 第9巻 近世資料』 P9に「奥州磐城 平之城覚書」を掲載。平城には天守がなかったことや、城郭の大きさ、高さなどがわかる。 1972 [K/210.1-1/イ]
【資料④】『図説 城と石垣の歴史』 石垣のカラー写真が掲載されている。また、『主図合結記』(山縣大貳)の絵図がモノクロで掲載。 1995 [K/521/ス]
【資料⑤】『武者たちの舞台 下巻』 鳥居・内藤・井上・安藤の歴代城主についての歴史的記述があり、この資料で磐城平城の概要はおおよそ把握できる。「平城長橋口合戦図(模写)」など、カラー写真や絵図が豊富に掲載されている。 2007 [K/521/ム]
【資料⑥】『いわき人(ビット)Vol.3』 「二つの磐城平城下絵図」という題の記事が掲載。「正保平城絵図」と「磐城平古地図」について取り上げており、この二枚の地図を比較しながら磐城平城下の移り変わりを解説している。 2003 [K/051/イ]
【資料⑦】『平城跡』(いわき市埋蔵文化財調査報告) 平成17・18年の平城跡および内堀跡発掘調査の報告書。出土した磁器や漆器椀などのカラー写真が掲載されている。 2006・2008 [K/210.2-1/イ]
3.絵図・図版
磐城平城に関する絵図・図版は次のものがあります。
「岩城平ノ絵図」(14×23cm) 江戸初期。カラーで掲載。明治大学図書館所蔵。 【掲載資料⑧】『いわきの絵図』[K/291/イ]
「平城」(13×21cm) 元和8年(1622)。白黒。 【掲載資料⑨】『安藤侯史料集 巻2』[K/210.5-1/ア]
「正保平城下絵図」【市指定有形文化財】 正保3年(1646)~慶安3年(1650)までに製作か。カラーで掲載されているが、細部は不鮮明。平城下の町並みなどを伺い知ることができる。加藤家所蔵。 【掲載資料⑩】『図説 いわきの歴史』[K/210.1-1/イ]、『武者たちの舞台 下巻』[K/521/ム]、『いわき市の文化財』[K/709/イ]
「正保城絵図 磐城平城」(23×30cm) 正保3年(1646)~慶安3年(1650)か。前掲の加藤家所蔵の絵図と同じものであるが、写真も鮮明で城の概要が掴める。里見庫男氏の解説あり。カラー。 【掲載資料⑪】『潮流 第11報』[K/051/チ]
「岩城平城絵図」(18×28cm) 元禄9年(1696)製作か? P333に佐藤孝徳氏の解説あり。三猿文庫所蔵。カラー。 【掲載資料⑫】『いわき史料集成 第2冊』[K/210.0-1/イ]
「平城下古地図」【市指定有形文化財】 享保20年(1735)。平城下の様子を伺うことはできるが、写真が小さく細部は不鮮明。『いわき市史』のカラー図版に拡大した写真があるが、やはり細部は不鮮明である。山崎家所蔵。 【掲載資料⑬】『いわき市史 第2巻』[K/210.1-1/イ]、『図説 いわきの歴史』[K/210.1-1/イ]、『武者たちの舞台 下巻』[K/521/ム]、『いわき市の文化財』[K/709/イ]
「岩城平城内外一覧図」(84×114cm) 前掲の山崎家所蔵の絵図が十二畳分もの大きなものであったため、昭和10年に縮図したものか?状態も良く、細部まで確認できる。いわき総合図書館所蔵。 【資料⑭】[地図・写真/291/イ]
「磐城平城下復元図」(38×60cm) 江戸中期頃の磐城平城および城下を現在の白地図に再現したもの。本文のP104~105に磐城平城、城下町についての記述あり。 【掲載資料⑮】『地図からいわきの歴史を読む』付録 [K/210.0-1/ス]
「磐城平城下絵図」【市指定有形文化財】 寛政元年(1789)製作。当時の城下町の雰囲気は掴めるが、細部は不鮮明である。有賀家所蔵。 【掲載資料⑯】『武者たちの舞台 下巻』[K/521/ム]、『いわき市の文化財』[K/709/イ]
「安藤侯居城奥州磐城郡磐城平城之図」(16×23cm) 水戸藩隠密の作といわれる原図を模写したもの。白黒。安藤侯時代の平城を伺い知ることができる。 【掲載資料⑰】『安藤侯史料集 巻5』[K/210.5-1/ア]
「磐城平城及ヒ附近戊辰当年ノ地図・磐城平城戊辰当年現在拾櫓ノ内六櫓ノ図」(23×31cm) 慶応4年/明治元年(1868)頃の磐城平城と城下町の絵図。また、磐城平城の6つの櫓の図が確認できる。 【掲載資料⑱】『戊辰私記』[K/210.6-1/ボ]
4.視聴覚資料
【資料⑲】「磐城平城下町」【DVD】 バーチャル・ハーモニー製作の3次元映像で読み解く「いわきの歴史」シリーズ。「岩城平ノ絵図」「戊辰私記」をもとに、磐城平城と城下町がCG映像で再現されている。約12分。2008年制作 [D/21/サ]
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 磐城平城
- 龍が城
- 絵図
- 備考
- 登録番号
- 2000023373