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調べ方マニュアル詳細(Detail of search guide data)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-006
調べ方作成日
(Creation date)
2006/02/01登録日時
(Registration date)
2009年03月31日 02時11分更新日時
(Last update)
2009年04月15日 14時14分
調査テーマ
(Title of the search guide)
江戸の地理を調べる -たとえば「鬼平」を訪ねる- 埼玉県立熊谷図書館 調べものに役立つ資料案内
調べ方
(Contents of the search guide)
◆テーマ
日本最古の地図は、飛鳥時代のものと言われていますが、一般向けの木版地図が出版・販売されるようになったのは、徳川家康によって天下が統一されてから後のことです。これらの地図には、木版画に手彩色を施され、美術的にもすぐれたものがあります。また、町並みや街道、名所などが詳細に描かれ、江戸の様子を今も鮮やかに伝えてくれます。
埼玉県立熊谷図書館では、複製・復刻された古地図や古地図集成などを所蔵しています。今回は、そういった古地図をご紹介しながら、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」でおなじみの長谷川平蔵ゆかりの地を訪ねてみましょう。 

●資料から江戸の地理を調べる
『江戸切絵図集成 第1~6巻』(中央公論社 1981-1984)
*〈切絵図〉とは、地域別に区切って作られた地図のことです。第6巻には、人名・社祠・寺院・地名他の索引も付いています。
【長谷川平蔵役宅】 小説では役宅を清水御門外(千代田区九段南)に設定しています。著者の池波正太郎によると、
切絵図に〈御用屋敷〉とあるのを利用したとのことです。

『古板江戸圖集成 第1~5巻』(中央公論美術出版 2000-2002)
*室町時代から江戸時代後期まで、様々な年代・種類の地図を幅広く収載しています。 
【長谷川平蔵自邸】 長谷川平蔵が火付盗賊改方長官の職にあったのは、天明7(1787)年から寛政7(1795)年です。
自邸は目白坂上(文京区目白台)という設定で、長男の辰蔵が留守をあずかっています。
 
『江戸‐東京市街地図集成 1657(明暦3)~1895(明冶28)年』(柏書房 1988)
*地域ごとに年代の異なる7枚の地図で編集され、同じ場所の変遷を知るのに便利です。 
【本所三ツ目屋敷】 鬼平が〈本所の銕〉の通り名で鳴らした頃の旧邸は、本所花町(墨田区緑)です。
史実の長谷川邸は、この近くの都営新宿線菊川駅あたりにありましたが、後に平蔵の孫が売りに出し、遠山金四郎が下屋敷として買い取りました。

『日本地図選集』(人文社)
*「元禄・文政・天保・明治 江戸大絵図集成」「嘉永慶応江戸切絵図」「伊能忠敬江戸府内実測図」など、
原色・原寸で忠実に再現された美しい地図を堪能できます。
【御先手組・組屋敷】 鬼平配下の与力や同心の居宅は、四ッ谷坂町(新宿区坂町)にあります。

『江戸城下変遷絵図集 第1~20、別1、2巻』(原書房 1985-1988)
*幕府普請奉行編『御府内往還其外沿革図書』の新編複製で、延宝から文久年間まで200年の変遷を示します。
〈御府内〉とは、江戸城御曲輪内より四里四方の範囲です。
【人足寄場】 鬼平が、老中松平定信に建議して建設された無宿人の更生施設〈人足寄場〉は、石川島(中央区佃)にあります。
鬼平は初回の責任者も務めました。

『復元・江戸情報地図』(朝日新聞社 1994)
*安政3年(1856)年の江戸と現代東京の地図と重ね合わせて示す地図帳です。
【茶屋「笹や」】 男まさりのお熊ばあさんの茶屋は、本所弥勒寺門前(墨田区千歳)にあり、密偵たちの連絡(つなぎ)場所になっています。

『江戸東京大地図』(平凡社 1993)
*江戸の切絵図・明治の測量図・現代の地図・最近の航空写真の4種類で構成されます。
【軍鶏鍋屋「五鉄」】 鬼平が気心の知れた者と酒を酌み交わす店です。本所二ツ目(墨田区緑)にあります。

『江戸東京重ね地図』(エーピーピーカンパニー 2001)
*安政3(1856)年実測復元地図のCD-ROMです。江戸時代と現代の地図を重ね合わせて見ることができます。
また、大名屋敷や鬼平ゆかりの地名などの検索も可能です。  
【おまさの住居】 密偵〈おまさ〉は、下谷坂本裏町(台東区根岸)の与助長屋に住んでいたことがあります。

江戸の町歩きはいかがでしたか。たまにはこんな風に、地図の上で旅をするのも楽しいものです。ただし「鬼平犯科帳」は小説なので、
史実と異なる場合もあることをご承知おきください。
図書館にはこの他にも様々な地図や、古地図の目録、地図を楽しむための本などもあります。
また、インターネットで古地図を見られるWebサイトもありますので、参考までにご紹介します。

古地図の目録
『江戸図総目録』(岩田豊樹 青裳堂書店 1980)
『江戸図の歴史 別冊 江戸図総覧』(飯田龍一・俵元昭 築地書館 1988) 

古地図を楽しむ
『江戸切絵図散歩』(池波正太郎 新潮社 1989)
『江戸東京散歩 切絵図・現代図で歩く』(人文社 2002)
『江戸古地図物語』(北島正元・南和男 毎日新聞社 1975)

インターネットで古地図を見る
《国立公文書館 Digital Gallery》
http://jpimg.digital.archives.go.jp/kouseisai/category/ezu/kuniezu.html
《国立国会図書館ディジタル貴重書展》
http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/index.html :伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」のみ)
《東京大学附属図書館マルチメディア展示会》
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tenjikai/index.html
NDC
日本  (291 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
地図-日本
江戸時代-江戸-東京
池波 正太郎(イケナミ ショウタロウ)
鬼平犯科帳
古地図
備考
(Notes)
登録番号
(Registration number)
2000011170完成/未完成
(Complete / Incomplete)
完成
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