連弾、2台以上のピアノのための曲について調べる資料をご紹介します。
「ピアノ曲について調べる」(S00-033)も参照してください。
◆参考図書
★印のついているものは演奏時間を調べることができます。
*★ピアノ・デュオ作品事典. 松永晴紀編著. 増補改訂版, 春秋社, 2004, vi, 457p. (WR05-742)[参 763.2]
ピアノ・デュオ(4手連弾・2台ピアノ)の作品事典。
掲載されている曲目は、現在手に入りやすい楽譜に限定。主要な作曲家のオリジナル作品をできるだけ網羅し、さらに編曲された楽曲でも、デュオ作品として興味深いものを取り上げている。全体は作曲家の五十音順に配列。 個々 の作品については、作品番号、作曲年代のほか、2台ピアノと連弾の区別、オリジナル作品かどうか、楽譜の形態、演奏時間、難易度なども含む。邦人作曲家による作品は別リストとなっている。巻末に作曲家(アルファベット順)と作品名(日本語・欧文)の索引を付してある。
*Music for more than one piano: an annotated guide. Hinson, Maurice. Indiana University Press, c2001, xxxvi, 218p. (S09-612) [参 763.2]
2台以上のピアノのための作品や、他の楽器を伴う作品など、基本的に1700年~現代までの作品が収録されたガイド。
オリジナルが2台以上のピアノを含む作品はもちろん、作曲者自身による編曲や、J.S.バッハやブゾーニ、ラヴェルなどの作曲者による著名な編曲も収録されている。それぞれの作品は作曲者のアルファベット順に並べられ、形式、リズムや和声の特徴、演奏上の提案、難易度、楽譜の編者・出版社などのデータが記されている。
索引から、2台4人用の作品や2台以上のピアノと他楽器のための作品、ピアノとテープ、3台ピアノ、4台以上のピアノのための作品などについても検索することができる。
*Music for three or more pianists: a historical survey and catalogue. Maxwell, Grant L. Scarecrow Press, 1993, ix, 467p. (S08-622) [参 763.2]
3人あるいはそれ以上のピアニストのための作品カタログ。2部からなる。
第1部はJ.S.バッハの複数のハープシコードのための協奏曲からはじまる歴史的概観。第2部は作品カタログで、19世紀、20世紀、編成別、サロン用の作品、編曲もの、教育用作品、作品集の紹介などの章立てになっている。各章とも作曲家のアルファベット順、そのなかで曲名、何台何手、他の楽器を伴う場合は楽器名が記述されている。
巻末に参考文献、作曲家インデックスがつけられている。
*Piano duet repertoire : music originally written for one piano, four hands. McGraw, Cameron et al.eds. 2nd ed., Indiana University Press, 2016, xxv, 707p. (S11-561)[参763.2]
オリジナルがピアノ1台4手のために書かれたレパートリーを収録した事典。
編曲のものについては、作曲者自身による編曲や、長い間4手のレパートリーとされてきたもののみが収められている。作曲者のアルファベット順に配列され、作曲者・作品についての簡単な説明と、それぞれの作品名や作品番号、出版地・出版社・出版年(絶版の場合は所在)などのデータ、細かく分類された難易度が記されている。
付録として、I.4手のための作品集、II.声楽や他の楽器を伴う4手ピアノのための音楽。巻末に参考文献、作品名および国別作曲家名の索引付。