調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2018/03/30
- 登録日時
- 2018/03/26 14:09
- 更新日時
- 2024/03/09 17:16
- 管理番号
- 埼熊-029
- 調査テーマ
-
完成
海外の図書をさがす 埼玉県立熊谷図書館 調べものに役立つ資料案内
- 調べ方
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■ 今回のテーマ ■
あなたが課題や宿題のために外国語で書かれた本を探していたり、古い海外の図書に興味がわいたりした時、どんな方法で情報を探していますか。どこから手をつけたらいいか困ってしまいますね。
今回は「海外の図書をさがす」と題して、外国語で書かれた本の情報や所在を探す方法のはじめの一歩をご紹介します。
■ 関連資料・情報の集め方 ■
1 県立図書館で探す
外国語で書かれた本でも、大切なキーワードになるのは書名 著者名(翻訳者名)です。書名には日本語訳された名前(邦題・訳書名)と、もともとの名前(原題・原書名)の2つがあります。
別の言語に訳された作品は翻訳者名も大切なキーワードになります。
(1)県立図書館の目録を見てみましょう。
《埼玉県立図書館ウェブサイト蔵書検索》(https://www.lib.pref.saitama.jp/licsxp-opac/WOpacTifSchCmpdDispAction.do 埼玉県立図書館)
ア 資料区分の「海外資料」にだけチェックをいれます
イ 中国語図書はピンインで、韓国・朝鮮語図書はハングルで検索できます
ウ 中国、韓国・朝鮮語以外の図書はアルファベットと数字で検索できます
・原書名で探したい →「書名」のところに入力します
・著者名で探したい →「著者名」のところに入力します
・言語別に探したい →「書名」に「~語版」と入力します
例)スペイン語版,スペインゴバン,Spanish etc.
(注)100件以上ヒットしたら、著者名や書名と組み合わせてみましょう。
〈ISBN(国際標準図書番号)〉
図書のタイトルごとにつけられた番号で、出版された国や出版者、書名を数字であらわします。販売や図書館の蔵書の情報にも書かれていて、検索のキーワードにできます。つまり、外国語の入力が苦手でも、数字だけで本を探すこともできてしまうのです。
(注)番号のない古書や自費出版本もあるので、ご注意ください。
(2)「氏名の表記があっているか不安だ」と思ったらこんな資料を使ってみましょう。
(注)いずれも館内利用
『東洋人名・著者名典拠録』(日外アソシエーツ 2010)
『西洋人名・著者名典拠録』(日外アソシエーツ 2004)
いずれも別冊で索引があります。主に翻訳図書の著者が掲載されています。
『Who's who :an annual biographical dictionary 2017』(A&CBlack 2016)
年刊の外国人名辞典です。
(3)「日本語に翻訳されていたかな」という時は、たとえばこんな資料があります。
(注)いずれも館内利用
『翻訳図書目録 2011-2013』(日外アソシエーツ 2014)
分野別に3冊と別冊索引があります。訳書名などで探せます。年刊ではないので、発行年には注意が必要です。
『翻訳書原題邦題事典』(日外アソシエーツ 2014)
学術書・エッセイ等の著者名ヨミから探せます。
『明治・大正・昭和翻訳文学目録』(国立国会図書館編 風間書房 1989)
原著者名の索引があります。明治元年から昭和30年までを収録しています。
2 インターネットで探す
インターネットでさらに広い範囲を探してみましょう。
《横断検索システム》(http://cross.lib.pref.saitama.jp/ 埼玉県立図書館)
県内には海外の図書を所蔵している市町村立図書館もあります。市町村立図書館の蔵書を横断して検索できるシステムです。
《NDLオンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/ 国会図書館)
国立国会図書館所蔵資料を原著者名の原綴・カナ表記、訳者名から検索できます。
《CiNii-Books》(http://ci.nii.ac.jp/books/?l=ja 国立情報学研究所)
日本国内の大学図書館等で所蔵している資料を検索できます。
《WorldCat》(http://0-www.worldcat.org.novacat.nova.edu/?lang=ja OCLC)
世界の図書館の目録を横断的に検索することができます。
《IndexTranslation》(http://www.unesco.org/xtrans/ UNESCO)
1932年以降、約100カ国で出版された翻訳図書のデータを検索できます。
〈外国語のサイトを読むのは難しい・・・〉
機械翻訳機能の出番です。
インターネットの翻訳サイトやGoogle Chrome, Bing翻訳などのウェブページ一括翻訳機能を使ってみましょう。
(注1)画像は翻訳できませんのでご注意ください。
(注2)端末の設定により使用できない場合もあります。
・外国語サイトで右クリック→「翻訳する」という項目をクリック
・検索結果一覧で「このページを訳す▼」をクリック
・翻訳サイトを使う→埼玉県立図書館の調査研究に役立つリンクへ(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/link_site.html#honyaku)
3 世界のデジタル資料を見てみる
とても古い本は、もしかしたらデジタル化されているかもしれません。そんな時はいろいろな国や地域の図書館ウェブサイトやデジタル資料の情報をまとめて検索できるウェブサイトに行ってみましょう。
(1)デジタルの情報をまとめて検索できるウェブサイトには、例えばこんなサイトがあります。
《World Digital Library》(http://www.wdl.org/en/ Library of Congress, UNESCO)
ユネスコと米国議会図書館が協同で運営しています。広くさまざまな国や地域のデジタル画像を検索できます。
例)検索窓に「Saitama」と入力してみます。検索結果には、「Voyages and Travels in All Parts of the World:volume7」。洋書のデジタル画像を閲覧できます。
《Europeana Collections》(http://www.europeana.eu/portal/en Europeana)
ヨーロッパの図書館や美術館、博物館などの施設のデジタル資料をまとめて検索できるポータルサイトです。
(2)国や言語が決まっている場合には、各国の図書館ウェブサイトへ行ってみましょう。
《Library of Congress》(https://www.loc.gov/ Library of Congress)
米国議会図書館です。「DigitalCollestion」や「AmericanMemory」などのデジタル資料の特集があります。
《Trove》(http://trove.nla.gov.au/ National Library of Australia)
オーストラリア国立図書館のデジタルデータ検索サイトです。
《中国国家数字图书馆》(http://mylib.nlc.cn/web/guest 中国国家图书馆)
中国の国立図書館や公共図書館等機関のデジタル資料やデータを検索できます。
《국가전자도서관(国家電子図書館)》(http://www.dlibrary.go.kr/ 국립중앙도서관)
韓国の国立図書館その他の機関のデジタル資料を検索できます。
(注)いずれのウェブサイトも閲覧できる情報には限りがありますので、ご注意ください。
参考:《欧米の文化機関のデジタルアーカイブ》(https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-685.php 国会図書館)
《アジアの文化機関のデジタルアーカイブ(中国・台湾・韓国)》(https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-asia-129.php 国会図書館)
《調査・研究に役立つリンク集》(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/link_site.html 埼玉県立図書館)
ウェブサイト・データベースへの最終アクセス日は2018年3月26日。
- NDC
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- 図書.書誌学 (020 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 海外資料
- 洋書
- 翻訳図書
- 備考
- 登録番号
- 2000025871