・最新図書館用語大辞典 柏書房 2004
p.47「学習参考書」の項に次の記事あり。
「・・・公共図書館では、「個人貸出しとレファレンスに重点を置き、資料としての受験参考図書は原則としてこれを置く必要はない」(「日本図書館協会編『中小都市における公共図書館の運営』1963年)としてきて、辞書類などの一部のものを除いては購入対象から外していることが多かった。現在は書き込み式の問題集は別として試験や資格の概要を知ることができる資料として購入している図書館も多い。・・・」
(関連情報)
(1)図書館、職探しお助け 司書も積極助言 資格本250冊・求人広告ファイル 2010年2月24日 朝日新聞 【大阪】
http://www.asahi.com/job/news/OSK201002230206.html ※次のような記述あり。
「・・・資格・検定試験の問題集の購入、貸し出しにも踏み切った。問題集は答えを書き込まれたら役に立たなくなるため、ほとんどの図書館ではそろえていないが、「困っている人がいるなら」と買い増した。過去問題集や対策本は、ホームヘルパー、危険物取扱者やボイラー技士など約70資格250冊に上る。・・・」
(2)借りた本、切らんといて 大阪市立中央図書館、年間2000冊廃棄 2009年04月26日 朝日新聞 【大阪】
※次のような記述あり。
「・・・被害の具体例
・教職員採用試験問題集。答えがすべてボールペンで書き込まれた
・ペットのしつけ本。貸し出し中にペットの犬が表紙をかみ、やぶいた
・非常識な行為を列挙した本。ペンで線が引かれ、貸し出しできなくなった
・新聞の縮刷版。真珠湾攻撃を伝える1941年12月9日付朝刊が館内で破られた。1冊約8万2千円で買い替え困難」
(3)自立のための課題解決ガイド(リサーチ・ナビ 国立国会図書館)
http://rnavi.ndl.go.jp/business/post-2.php ※「このページでは、平成21年10月以降の政府の緊急雇用対策を受けて、またビジネスとして商品化、取引拡大や起業、生活や職場の問題に関係する資料や情報へのニーズを鑑み、生活、就職・起業、職業訓練、医療、健康、メンタルヘルスといった分野に関連する当館作成コンテンツをまとめてご紹介します。」