調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2005年2月1日
- 登録日時
- 2020/02/27 13:00
- 更新日時
- 2020/03/04 10:09
- 管理番号
- 滋2019-調マ56
- 調査テーマ
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完成
キャッチャー・イン・ザ・ライをライ麦畑でつかまえて?
- 調べ方
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滋賀県立図書館の刊行物「ナマズの知恵袋」第3号のテーマは「翻訳書の探し方」。調べ物に役立つ情報を紹介します。
≪トピックス≫ ビリー・ワイルダー演出、マレーネ・ディートリッヒ主演の映画『情婦』の原作The Witnessfor Prosecutionという小説を探しているのですが、その翻訳本は図書館にありますか?
J・D・サリンジャーのThe Catcher in the Ryeが村上春樹訳で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として出版され世間で評判を呼びましたが、これは従来わが国では『ライ麦畑でつかまえて』のタイトルでよく知られていた作品です。そこで、翻訳書を探すときに役立つ、参考書をご案内しましょう。
①『翻訳図書目録』日外アソシエーツ [L-0273-1~8]
※英米文学に限らず、戦後、日本で翻訳された外国の書籍は膨大な数にのぼりますが、そのすべてを網羅した本がこれです。1945年から2016年まで数年単位に区切られ、ヨーロッパやアジア、アフリカなど、文学を含むさまざまなジャンルの翻訳書が分類毎にリストアップ。総索引の巻をひもとけば、原典、原著者の原綴からも引けます。
ちなみに質問の答えはアガサ・クリスティ著『検察側の証人』
②『英米小説原題邦題事典』 日外アソシエーツ [R-9303-ニ]
※この事典では、戦後の日本で、英米の小説・戯曲がどんな題名で翻訳されてきたのか、わかります。作家名50音順に排列され、映画化された作品は映画タイトルも併記
③『明治・大正・昭和翻訳文学目録』 国立国会図書館編 風間書房 1984年 [L-0273-ニ]
では戦前はというと、ジャンルを文学に限れば、この本がとっても便利。著者名50音排列、原綴つき。降り積む雪のような日本の翻訳文化の層の厚みを実感できますよ
⇒ほかにも役立つ情報が満載! 詳しくは、関連ファイル欄のPDFをご覧ください。
また、滋賀県立図書館の「ナマズの知恵袋」バックナンバーは、コチラ↓
http://www.shiga-pref-library.jp/publication/namazu/
- NDC
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- 特種目録 (027)
- 参考図書[レファレンスブック] (903)
- 参考資料
- キーワード
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- 翻訳書目
- 備考
- 登録番号
- 2000026569