調べ方マニュアル詳細(Detail of search guide data)
提供館 (Library) | 千葉県立東部図書館 (2110047) | 管理番号 (Control number) | 千県東調-2020-1 | |||||||||||||||
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調べ方作成日 (Creation date) | 2021年01月13日 | 登録日時 (Registration date) | 2021年01月22日 09時32分 | 更新日時 (Last update) | 2021年01月22日 09時33分 | |||||||||||||
調査テーマ (Title of the search guide) | 古文書を読む | |||||||||||||||||
調べ方 (Contents of the search guide) | 古文書の読み方を学んだり、解読する際の参考になるような基本的な資料やホームページなどを紹介します。 〈目次〉 1.キーワード・分類 2.古文書の基本を学ぶ 3.くずし字を解読する 4.文中に出てきた言葉の意味を調べる 5.関係機関を探す 1.キーワード・分類 千葉県立図書館ホームページ「図書・雑誌・視聴覚資料検索」で、「全項目」「件名」にキーワードを、また「分類」に図書館の分類記号を入力すると、県立図書館で所蔵する関連資料を検索できます。 <キーワード>古文書、史料、くずし字、書道、漢字 など <分類記号(日本十進分類法)>210.029(古文書学)、728.4(漢字の書体) 2.古文書の基本を学ぶ 『やさしい古文書の読み方』(高尾善希著 日本実業出版社 2011) 古文書を読み解くことの面白さや古文書を読む上で必要な基礎知識、実際の古文書の読み方までを解説した古文書読解を学ぶための入門書です。 第1章では、歴史上の偉人から庶民まで様々な人が書いた古文書を取り上げ、そこから読み取れる書き手の性格や当時の世情を紹介することで、古文書の面白さを伝えています。 『ステップアップ古文書の読み解き方』(天野清文著 天野出版工房 2006) 古文書に頻出する単語や熟語、慣用句など30例について、言葉の意味・字のくずし方・実際に使われている文章の読み解きという3つのステップを通じて学ぶことができます。巻末では古文書全文を掲載し、ここまでで学んできた知識や用例を基に古文書を読み解く構成を取っています。 『古文書解読事典 文書館へ行こう』(大石学監修 東京堂出版 2000) 史料を通じて古文書の特徴を学ぶ1部、頻出の漢字や変体仮名・合字の検索ができる2部、古文書を扱う専門機関である文書館について紹介する3部という構成で、入門者からもっと勉強したい人まで幅広く対象にしています。付録では時刻や貨幣制度など、当時の文化や専門用語などの一覧が掲載されています。 3.くずし字を解読する <字典・辞典を使う> 『新編古文書解読字典』(林英夫監修 柏書房 1993) 一つの字に対して様々なパターンの例文が掲載されているのが特徴です。「参考用例編」には、古文書でよく見られる書き出しと文末、国名・郡名、人名、年号などのくずし字一覧も掲載されています。 『くずし字用例辞典』(児玉幸多編 東京堂出版 1993) 漢字・ひらがな1文字につき5通り以上のくずし方や用例が掲載されているだけでなく、見出し漢字を使った用語も合わせて紹介されていることが特徴です。本書の姉妹編として、字の第一画の筆の入り方から字を検索できる『くずし字解読辞典』(東京堂出版 1993)などもあります。 『くずし解読字典』(若尾俊平編著 柏書房 1979) 調べたいくずし字の筆の運びとその方向の組み合わせから文字を検索することができる「筆順索引」が巻末についています。第4筆までがそれぞれどちらの方向に運ばれているかによって配列されており、検索方法についても細かく解説されているため、調べにくい字でも探すことができます。 <インターネットで調べる> ●東京大学史料編纂所データベース「辞典・字典」( https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ ) 前近代の日本史史料を研究する東京大学史料編纂所( http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html )は、古文書に関する様々なデータベースを作成・公開しています。その中でも「電子くずし字字典データベース」では、1文字ごとだけなく熟語などの文字列からなどから字形検索を行うことができます。 また、奈良文化財研究所( https://www.nabunken.go.jp/ )との共同事業として、文字の画像から古文書と木簡の字形・字体を検索できる「『電子くずし字字典データベース』『木簡画像データベース・木簡字典』連携検索」もあります。 ●人文学オープンデータ共同利用センター「くずし字データベース検索」( http://codh.rois.ac.jp/char-shape/search/ ) デジタル化された古典籍などから作成された字形データを基にした検索データベースです。ひらがな・かたかな・漢字一文字を入力すると、多くの古典籍の文字画像を見ることができます。 4.文中に出てきた言葉の意味を調べる 『古文書用語辞典』(荒居英次編 柏書房 1983) 古文書によく見られる用語だけでなく、古文書関係用語、書誌学・金石学・民俗学に関係する用語までも包括的に所収している辞典です。古代から近世・明治中期ごろまで、幅広い時代を範囲としています。 『音訓引古文書大字叢』(林英夫監修 柏書房 1999) 近世の古文書に頻出する用語を五十音順に配列しています。字のくずし例も併記しており、古文書で使われている字と見比べることもできます。また徳川氏系譜、幕府重職就任一覧、異体字一覧などの付録も充実しています。 ※この他、各種国語辞典・古語辞典・日本史事典なども有効です。 5.関係機関を探す ●千葉県文書館( https://www.pref.chiba.lg.jp/bunshokan/contents/ ) 公文書や県内の古文書などの歴史資料を収集・整理・保管する機関です。古文書に関する相談に応じているほか、県民を対象にした古文書の解読講座を定期的に行っています。 ●国立公文書館( http://www.archives.go.jp/ ) 国の行政機関などから移管を受けた、歴史資料として重要な公文書を保存し利用することを目的に設置された機関です。「関連リンク」( http://www.archives.go.jp/links/ )から全国の公文書館や類縁機関を探すことができます。また、「国立公文書館デジタルアーカイブ」( https://www.digital.archives.go.jp/ )では、国立公文書館で所蔵する重要文化財資料をインターネット上で見ることができます。 ●国文学研究資料館( https://www.nijl.ac.jp/ ) 日本の古典籍とその関連資料を集積し、様々な学問分野の研究に利することを目的として設立された機関です。図書館や展示室で実際に史料などを見ることができるほか、「新日本古典籍総合目録データベース」では画像に付けられたタグからも電子化された古典籍を検索・閲覧することが可能です。 (インターネット最終アクセス:2021年1月13日) | |||||||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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備考 (Notes) | ||||||||||||||||||
登録番号 (Registration number) | 2000026839 | 完成/未完成 (Complete / Incomplete) | 完成 |