オルガンの曲について調べる資料をご紹介します。
◆参考図書
★印のついたものは演奏時間を調べることができます。
*★Handbuch Orgelmusik: Komponisten・Werke・Interpretation. Faber, Rudolf et al., hrsg. Barenreiter, c2002, xv, 712p. (S09-651) [参 763.3]
15世紀から現代に至るオルガン音楽について知るための事典(ドイツ語)。
年代順に3部に分かれている。第1章は15世紀から18世紀、第2章は19、20世紀、第3章が1960年までの新しいオルガン音楽について。それぞれの章は国別(ドイツに関しては、北部、南部、中部)に分かれていてそれぞれの国ごとのオルガンやオルガン音楽の特徴が解説されている。そのあとに作曲家が年代順に紹介され、主要な作品は難易度、演奏時間、出版に関する情報、文献付きで解説されている。
巻末には作曲家別曲名索引付き。
*Lexikon der Orgel: Orgelbau, Orgelspiel, Komponisten und ihre Werke, Interpreten. Busch, Hermann J. et al., hrsg. 3. Aufl., Laaber-Verlag, 2011, 922p. (S10-887) [参 763.3]
オルガンの事典(ドイツ語)。
構造の歴史、演奏の実際、作曲家とその作品、演奏家に関する998の見出し語をアルファベット順に配列。154のカラー図版つき。作曲家の項目については、生没年、生没地、オルガン音楽について記載され、項目の最後に作品リスト、著作と文献が載っている。その他の項目についても、各項目の最後に文献が載っている。巻頭に項目の一覧あり。
巻末に参考文献一覧、博物館一覧、オルガンに関するインターネットのサイト一覧を収録。
*Organ plus: a catalogue of ensemble music for organ and instruments. Spelman, Leslie P. 2nd ed., American Guild of Organists, 1977, 37p. (S03-483) [参 763.3]
オルガンと他の楽器とのアンサンブルのための作品をまとめたカタログの第2版(英語)。
弦楽器とオルガンのための作品、木管・金管楽器とオルガンのための作品、それ以外の楽器とオルガンのための作品とに大きく分類され、複数の楽器・吹奏楽・室内オーケストラとオルガンのための作品なども収録されている。それぞれの作品は作曲者名のアルファベット順に配置され、曲名・ページ数・難易度・出版年についての情報が記され、他の編成による版がある場合はその情報も収められている。
*Repertorium Orgelmusik: Komponisten, Werke, Editionen: 1150-1998: 41 Lander: eine Auswahl. Beckmann, Klaus. 2. Aufl., Schott, 1999, 995p. (S09-365) [参 763.3]
オルガン音楽のレパートリー索引の改訂第2版(ドイツ語)。
1150年から1998年までの、41ヶ国の作曲者・作品・出版楽譜が収録されている。項目は作曲者の出身国のアルファベット順に、同一国の中では生年順に配置され、作曲者名の次に簡単な伝記的事実やオルガン作品についての情報(作品名、調、作品番号、作曲年、編者、出版年、出版地、出版社など)と、複数の曲からなる作品の場合はそれぞれの曲についても記述されている。
なおオルガン独奏曲のほかに、他の楽器を伴う作品も含まれている。