特別コレクション詳細
- 登録日時
- 2020/03/09 00:30
- 更新日時
- 2021/03/07 13:43
- 管理番号
- edoc2006特展02
- コレクション名
- 驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展-司馬遷『史記』の世界
- コレクション名ヨミ
- シコウテイ ト サイシキ ヘイバヨウ テン : シバ セン シキ ノ セカイ
- 内容
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会期:2006年08月01日(火)~10月09日(月)
激動の時代を生きた英雄たち -史実と文物が彼らの時代を物語る-
『史記』は、前漢の司馬遷(BC145~BC87?)が著した中国最初の通史で、伝説の五帝から前漢の武帝までの歴史を著述した全130巻の大著です。日本でも、中学・高校の漢文や世界史で誰もが一度はふれたことがあり、歴史書としてはもちろんのこと、人生訓や処世術を学ぶ教養書としても読み継がれ愛されてきました。近年では、秦始皇帝の兵馬俑発見をはじめ、最新の科学調査で『史記』の記述に近い地下宮殿の実在の可能性が高まるなど、考古学と密接に関わりあいながら中国古代の世界を明らかにしています。
本展は、『史記』を背景に、最新の文物資料を展覧して文献史学と考古学の接点を探り、新たな歴史像を示そうとするものです。春秋・戦国時代から、司馬遷が生き執筆した前漢・武帝時代までの約700年間 (BC770~BC87年)に焦点をあて、『史記』との接点となる各時代を代表する彫塑(ちょうそ)、装飾品、武具、生活用品、建築遺物など、日本初公開 を多数含む120件の厳選された文物資料を多角的に紹介します。
特に、剥落(はくらく)の危険から中国国内でも常設公開していない彩色兵馬俑(跪射俑)が、今回日本とドイツで世界同時初公開となります。これまで土色の世界と思われていた秦始皇帝の兵馬俑は、実は極彩色の世界でした。 会場では、VR(バーチャルリアリティ)シアターで当初の鮮やかな彩色兵馬俑軍団の姿を再現し、現地では不可能な距離や角度から眺めることによって、その圧倒的なスケールを味わうこともできます。 始皇帝、項羽、劉邦(りゅうほう)、呂后(りょごう)、文景(ぶんけい)の治、そして武帝の時代へ、中国の壮大なる歴史の一端をご覧下さい。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/2000/%e9%a9%9a%e7%95%b0%e3%81%ae%e5%9c%b0%e4%b8%8b%e5%b8%9d%e5%9b%bd%e3%80%80%e5%a7%8b%e7%9a%87%e5%b8%9d%e3%81%a8%e5%bd%a9%e8%89%b2%e5%85%b5%e9%a6%ac%e4%bf%91%e5%b1%95%ef%bc%8d%e5%8f%b8%e9%a6%ac%e9%81%b7/
(最終アクセス日:2020年3月13日)
- 来歴
- 利用条件
- 目録等
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『始皇帝と彩色兵馬俑展 司馬遷と『史記』の世界』 稲畑耕一郎,鶴間和幸/監修 小田部英勝/編 TBSテレビ,博報堂 平成18年[8月] M3624/TO-003/ 288 -S00
- 紹介文献
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『江戸東京博物館ニュース』 vol.54 東京都歴史文化財団,東京都江戸東京博物館/編 東京都歴史文化財団,東京都江戸東京博物館 平成18年6月30日 M3624/TO-003/ 077-54
- 所蔵点数
- 継続
- NDC
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- 中国 (222 10版)
- 陶磁工芸 (751 10版)
- キーワード
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- 始皇帝
- 兵馬俑
- 備考
- 図書室にて特集コーナーも設置
- コレクションID
- 3000002983