特別コレクション詳細
- 登録日時
- 2020/03/09 00:30
- 更新日時
- 2021/03/07 14:08
- 管理番号
- edoc2005企展01
- コレクション名
- ある幕臣の幕末・明治 井上廉と川村帰元
- コレクション名ヨミ
- アル バクシン ノ バクマツ メイジ : イノウエ レン ト カワムラ キゲン
- 内容
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会期:2005年04月15日(金)~05月29日(日)
時は明治維新。徳川幕府の終焉で、これまで幕府に仕えていた数多くの幕臣がさまざまな人生を歩みました。その中に2人の幕臣がいました。井上廉(1846~1915)と川村帰元(1824~1912)-。 井上家は砲術を職能とする御家人で、父は幕府勘定所の下級役人である普請役(ふしんやく)をつとめ、廉はその跡を継ぎました。河川工事の査定をはじめ、イギリス公使館の建設や和宮降嫁のおりの接遇のまかないなどの仕事をしました。 一方、川村家は、御庭番(おにわばん)の家筋にあたる旗本で、帰元の父修就(ながたか)は初代新潟奉行などをつとめた高級官僚でした。帰元も御庭番として遠国御用をつとめ、さらに徒頭(かちがしら)として将軍家茂(いえもち)の長州戦争に従軍しました。
明治維新で、幕府勘定方の人材の多くが明治政府に引き継がれ、廉も会計官勤務となります。そして実務官僚としすぐれた能力を発揮し、内閣会計局長・恩給局長にまで昇進しました。 一方、帰元は幕府の瓦解で出世の道を絶たれ、長男清雄(きよお)に家督を譲り隠居、徳川家に従い、静岡へ行きました。その後帰京し、みずからも生計に苦心しながら、洋画家になった清雄を見守り、時代に翻弄される家族を支えました。 今回展示する当館所蔵の井上家文書と川村家文書のうち、そのほとんどが初公開です。本展をつうじて、激動の時代にめぐりあったサムライの生きざまを感じ取っていただければ幸いです。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/project/3146/%e3%81%82%e3%82%8b%e5%b9%95%e8%87%a3%e3%81%ae%e5%b9%95%e6%9c%ab%e3%83%bb%e6%98%8e%e6%b2%bb%e3%80%80%e4%ba%95%e4%b8%8a%e5%bb%89%e3%81%a8%e5%b7%9d%e6%9d%91%e5%b8%b0%e5%85%83/
(最終アクセス日:2020年3月13日)
- 来歴
- 利用条件
- 目録等
- 紹介文献
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『江戸東京博物館ニュース』 vol.49 東京都歴史文化財団,東京都江戸東京博物館/編 東京都歴史文化財団,東京都江戸東京博物館 平成17年3月31日 M3624/TO-003/ 077-49
- 所蔵点数
- 継続
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 日本史 (210 10版)
- キーワード
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- 井上廉
- 川村帰元
- 備考
- 図書室にて特集コーナーも設置
- コレクションID
- 3000002989