レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2026/03/25
- 登録日時
- 2026/08/06 00:30
- 更新日時
- 2026/08/06 13:56
- 管理番号
- 小寺池図書館R1001603
- 質問
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解決
三輪神社(高槻市富田町)に天明年間(1781-1789)に寄進された狛犬の当時の値段の相場が知りたい。
- 回答
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参考URL1「日本銀行金融研究所貨幣博物館」にあるように現在の相場で出すのは難しいと考えられるが、何両というのがわかれば、同URLの計算式米価・大工の賃金・そばの代金などで換算することは可能と思われる。ただし、当該地が大阪であり、江戸時代中期であることには留意。
参考資料(1)「江戸生業物価事典」p25に「石灯籠の相場」の項あり『まず灯籠を奉納に持ち運びの運賃から、諸雑費を入れたらば、五六百両も掛かりましょう。(加賀鳶)』(歌舞伎等原作)の台詞紹介あり。『何基かわからぬが、おそらく一対であろう。書卸ろし当時(明治19)の相場か』の記載あり。
参考資料(2)「近世物価政策の展開」に『近世米価表』大坂米相場、『金・銀・銭三貨相場変動表』あり、一両からの換算の補助にはなると思われる。
参考資料(3)「江戸物価事典」に狛犬の項がないか中央図書館に確認依頼
→狛犬はなし、近いものでは「石の印鑑」あり
石工など職人の給金の参考として参考資料(4)「近世賃金物価史史料」を相互貸借で提供した。
読みやすいものとして参考資料(5)「江戸の家計簿」を紹介。石材に細工をする「石切」が日給銀3匁(米飯付き)※現在の価格約1万5000円、大工が日給銀5匁4分(飯代含む)※同2万7000円と職人中大工は最も高収入であることなどの記述あり。
三輪神社の狛犬について値段以外でもわかることがあればとのことだったので、参考資料(6)~(8)も紹介した。
参考資料(6)「大阪(なにわ)狛犬の謎 」p149「上宮型狛犬を改良した三輪型狛犬」の章に「天明五年(1785)九月吉日、(三輪神社)その神前に氏子たちによって体長八五センチの風格ある狛犬が寄進されたのだ。」とあり、御影石で造られているとの記述もあった。またp163-164に大阪府内三輪型狛犬一覧として18か所の狛犬を調べた表がある。
三輪神社の狛犬については参考図書(7)「日本狛犬大全 」にもp13、135に「三輪型」として記述あり。
参考資料(8)「狛犬の研究」に三輪神社の狛犬については記述はないが、市内上宮天満宮など市内神社の狛犬の石工の名前が3名ほど掲載されていることもあわせて紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 10版)
- 参考資料
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- 江戸生業物価事典 三好一光/編 青蛙房 2002.12 382.1 , ISBN 4-7905-0511-1 (p25)
- 近世物価政策の展開 土肥鑑高/著 雄山閣 1987.4 337.821 , ISBN 4-639-00642-X (p149『近世米価表』p160『金・銀・銭三貨相場変動表』)
- 江戸物価事典 小野武雄/編著 展望社 2009.6 337.821 , ISBN 978-4-88546-201-6
- 近世賃金物価史史料 小柳津信郎/著 成工社出版部 2006.6 337.821 (「職人の給金」としてp98に天明6年(1786)大工2匁「鯖江市史」寛政2年(1790)石屋、左官200文「鳩ケ谷市史」などあり)
- 江戸の家計簿 磯田道史/監修 宝島社 2020.1 210.5 , ISBN 978-4-299-00146-7 (p58-60)
- 大阪(なにわ)狛犬の謎 小寺慶昭/著 ナカニシヤ出版 2003.11 175.5 , ISBN 4-88848-827-4 (p149,p163-164)
- 日本狛犬大全 荒勝俊/著 さくら舎 2024.10 175.5 , ISBN 978-4-86581-441-5 (p13,135)
- 狛犬の研究 大阪府の狛犬 奈良文化財同好会狛犬の会 1999.6 175.5
- 江戸時代の一両は今のいくら? https://www.imes.boj.or.jp/cm/history/edojidaino1ryowa/ 2026/3/18 (日本銀行金融研究所貨幣博物館)
- キーワード
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- 三輪神社(高槻市)
- 狛犬
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 歴史・地理
- 内容種別
- 地域資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000387887