レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210528
- 登録日時
- 2021/05/28 11:29
- 更新日時
- 2026/03/04 17:00
- 管理番号
- 愛知県図-03456
- 質問
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解決
三菱UFJ銀行名古屋ビルがある場所には、東海銀行本店ビルがあったと思う。東海銀行は合併して何度も名前が変わっているが、ビルの名称や住所がどう変わったかを住宅地図で確認したい。
- 回答
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東海銀行の社名は、以下の通り変遷しています。
【資料1】三菱UFJ銀行ウェブサイト内「三菱UFJ銀行の沿革」
https://www.bk.mufg.jp/kigyou/company/profile/history.html(最終確認2026.3.4)
・「東海銀行(昭和16年合併)」(1941年)
・「UFJ銀行(平成14年合併)」(2002年)
・「三菱東京UFJ銀行(平成18年1月)」(2006年)
・「三菱UFJ銀行(平成30年4月)」(2018年)
次の資料に、東海銀行の本店の建物の場所に関する記述がありました。
【資料2】『続東海銀行史』第三編p22,23 で、新本店の建物が建築され、当時の本店および本店営業部は、昭和36年(1961)5月8日 に開店した新本店に移転したことが確認できます。また、同資料の「東海銀行の概況」の頁には、以下の住所の記載があります。
「本店 名古屋市中区錦三丁目二一番二四号」(昭和56年(1981)現在)
【資料3】『本店新築記念 1961 東海銀行』 「建築概要」の頁に、昭和36年(1961)に新築された本店の住所について、以下のように記載がありました。
「建築位置 名古屋市中区栄町2丁目1番地」
【資料4】『なごやの町名』p304によると、昭和36年(1961)に新設された本店住所の栄町は、町名が変更し「昭和四一年栄二・三丁目、錦二・三丁目、同四四年栄三丁目、同五一年栄三丁目・錦三丁目となる。」と記述があり、昭和56年(1981)現在の住所の錦三丁目になるまでの経緯が記載されています。この住所は現在の三菱UFJ銀行名古屋ビルがある場所です。(【資料1】内「名古屋営業部」)
記載のあった住所と社名が変更となった各年代を当館に所蔵のある住宅地図で確認したところ、以下のように表記されています。
【資料5】『名古屋市全商工住宅案内図帳 中区(北部) 昭和36(1961)年版[中区]』図8
「東海銀行本部 栄町1丁目」「東海銀行本店営業部 御幸本町通八丁目」
「東海銀行本店 御幸本町通九丁目」
【資料6】『名古屋市全商工住宅案内図帳 中区 昭和37(1962)年版[中区]』図21
「東海銀行本店 栄町(2)1」
【資料7】『デラックス 名古屋市 住宅 地図〔昭和42年版〕[中区]』図14
「東海銀行本店 錦三丁目21番24」
【資料8】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区[2002]』図9
「UFJ名古屋ビル 錦3丁目21番24」
【資料9】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区[2006]』図9
「三菱東京UFJ銀行名古屋ビル 錦3丁目21番24」
【資料10】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区[2018年11月]』図9
「ビル記載なし 錦3丁目21番24」
ビルの記載が確認できなかったため、新聞記事で確認したところ以下のように書かれていました。
【資料11】『中日新聞』2018年6月9日朝刊9頁
「三菱UFJ銀行名古屋ビル建て替えに伴い、一九六一年に旧東海銀行本店として完成して以来、多くの利用客を迎えてきた一階の銀行窓口が八日、営業を終了した。」「ビルは八月から解体に入る予定で、オフィスは通りを挟んだ西隣の複合ビル「広小路クロスタワー」に一時移転するため、順次引っ越し中。」
【資料12】『中日新聞』2021年8月27日朝刊9頁
「(三菱UFJ銀行)名古屋ビルは、二〇一八年に建て替えに伴い解体した旧名古屋ビル(旧東海銀行本店)跡地に建設をした。」「今年七月に完成し、グループ各社が段階的に移転するのを前に現在は内装工事が進む。」
【資料13】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区[2022年11月]』図9
「三菱UFJ銀行名古屋ビル 錦3丁目21番24」
- 回答プロセス
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1.東海銀行の社名の変遷を調べるため、三菱UFJ銀行公式HPの会社概要にある『三菱UFJ銀行の沿革』を確認した。
【資料1】https://www.bk.mufg.jp/kigyou/company/profile/history.html(最終確認2026.3.4)
2.当館OPACでキーワード「東海銀行」を検索して、【資料2】【資料3】が見つかる。
3.【資料2】【資料3】を確認したところ、本店ビルの所在地や移転の経緯の記載が見つかる。新築された本店の住所表記が【資料2】の「錦三丁目」と【資料3】「栄町」の表記となっていたため、【資料4】で町名変遷の確認を行った。
4.社名変更が行われた時期ごとに、住宅地図上でどのように記載されているかを照合し、【資料5】~【資料10】に示される各年代の表記を確認した。
5.【資料10】の住宅地図でビルの表記がされていなかったため、中日新聞記事データベースで確認したところ、【資料11】【資料12】より、2018年8月にビルの解体に入る予定や、2021年7月に新ビルが完成していたことの記載が見つかる。
6.当館に2021年の中区住宅地図の所蔵がないため、【資料13】の表記を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 金融.銀行.信託 (338)
- 企業.経営 (335)
- 参考資料
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【資料1】三菱UFJ銀行ウェブサイト内「三菱UFJ銀行の沿革」https://www.bk.mufg.jp/kigyou/company/profile/history.html(最終確認日 2026.3.4)
「名古屋営業部」 https://map.bk.mufg.jp/b/bk_mufg/info/BA590339/#info(最終確認日 2026.3.4) -
【資料2】東海銀行行史編集委員会 編. 東海銀行史 続. 東海銀行, 1982.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001575340 (資料ID:1109471799) - 【資料3】『本店新築記念 1961 東海銀行』東海銀行,1941 (資料ID:1105956325)
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【資料4】なごやの町名. 名古屋市計画局, 1992.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002219807 (資料ID:1106134801) - 【資料5】『名古屋市全商工住宅案内図帳 中区(北部) 昭和36(1961)年版[中区]』住宅協会,1961 (資料ID:1109099617)
- 【資料6】『名古屋市全商工住宅案内図帳 中区 昭和37(1962)年版[中区]』住宅協会,1962 (資料ID:1102987669)
- 【資料7】『デラックス 名古屋市住宅地図(昭和42年版)[中区]』住宅地図協会,1967. (資料ID:1102994814)
- 【資料8】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区』ゼンリン,2002 (資料ID:1108269258)
- 【資料9】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区』ゼンリン,2006 (資料ID:1109095251)
- 【資料10】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区』ゼンリン,2018 (資料ID:1111587100)
- 【資料11】中日新聞 2018年6月9日 朝刊9頁 (中日新聞記事データベース 最終確認日2026.3.4)
- 【資料12】中日新聞 2021年8月27日 朝刊9頁 (中日新聞記事データベース 最終確認日2026.3.4)
- 【資料13】『ゼンリン住宅地図名古屋市中区』ゼンリン,2022 (資料ID:1112026309)
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【資料1】三菱UFJ銀行ウェブサイト内「三菱UFJ銀行の沿革」https://www.bk.mufg.jp/kigyou/company/profile/history.html(最終確認日 2026.3.4)
- キーワード
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- 東海銀行
- 三菱UFJ銀行
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000299423