レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/03/31
- 登録日時
- 2024/07/17 17:58
- 更新日時
- 2024/08/08 15:05
- 管理番号
- 2024-004
- 質問
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解決
三毛猫はなぜほとんどがメスなのか。
- 回答
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ネコの毛色は、そのネコがもっている遺伝子で決まる。遺伝子は細胞の核の中に含まれる染色体上に並んでいて、ネコは約2 万の遺伝子をもつ。三毛猫になるためには、茶色の毛の情報と黒の毛の情報の2 つが必要で、この情報は性染色体の遺伝子に起因する。性染色体は性決定にかかわる染色体で、雄がXY、雌がXXの性染色体をもっている。
茶色の毛と黒の毛の情報をもつ遺伝子は性染色体のうちX染色体上にある。これらは対立遺伝子のため染色体の片方に同時にのることはない。そのため雌の場合は性染色体Xが2 つあるので、茶色と黒の毛を両方もつ可能性がある。一方で雄はX性染色体が1 つしかないため、2 つの毛色の情報をあわせもつことはできない。
三毛猫のもう一つの毛色である白の情報は、常染色体の上にあるため、雄雌によるかたよりはない。雌は茶色と黒、さらに白の毛の情報をもつことで三毛になる。このため、三毛のほとんどが雌である。
稀に雄の三毛猫が生まれることがあるが、これは精子や卵子を作る減数分裂を行う際に、性染色体のコピーや分配がうまくいかず、本来XYという性染色体がXXYになるためだといわれている。このようなケースでは雄であっても2 つのX染色体を持つことができるため、雌猫と同様に三色の毛色になる。しかし、こうした染色体異常はきわめて稀にしか起きないため、雄の三毛猫はほとんどいない。
- 回答プロセス
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書架から『猫のなるほど不思議学』を見つけ、巻末の参考文献に記載されている資料を調査した。また、蔵書検索システムにて「猫 遺伝」でキーワード検索をしてネコの毛色と遺伝の関係について書かれた本にもあたった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 家畜.畜産動物.愛玩動物 (645)
- 遺伝学 (467)
- 医学 (490)
- 参考資料
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岩崎るりは 著 , 小山秀一 監修. 猫のなるほど不思議学 : 知られざる生態の謎に迫る. 講談社, 2006. (ブルーバックス ; B-1513)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008140755 , ISBN 4-06-257513-2 -
夏緑 著 , ちくやまきよし, マルモトイヅミ, 夏緑 図版・イラスト. 遺伝子・DNAのすべて 改訂版. 童心社, 2020.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I030178765 , ISBN 978-4-494-01851-2 -
佐々木裕之 著. エピジェネティクス入門 : 三毛猫の模様はどう決まるのか. 岩波書店, 2005. (岩波科学ライブラリー ; 101)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007771678 , ISBN 4-00-007441-5 -
野沢謙 著. ネコの毛並み : 毛色多型と分布. 裳華房, 1996. (ポピュラー・サイエンス)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002486887 , ISBN 4-7853-8633-9 -
仁川純一 著. ネコと分子遺伝学. コロナ社, 2013.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024442493 , ISBN 978-4-339-06746-0 -
坂井建雄 監修. 人体. KADOKAWA, 2022. (GET!角川の集める図鑑)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I032001991 , ISBN 978-4-04-111854-2
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岩崎るりは 著 , 小山秀一 監修. 猫のなるほど不思議学 : 知られざる生態の謎に迫る. 講談社, 2006. (ブルーバックス ; B-1513)
- キーワード
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- 三毛猫
- 遺伝子
- 染色体
- 毛色
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000353346