レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025年04月07日
- 登録日時
- 2025/04/07 14:29
- 更新日時
- 2025/05/07 18:08
- 管理番号
- 2549
- 質問
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解決
富岡鉄斎について、以下のことを知りたい。
① 富岡鉄斎は、石川丈山の何に関心をもったのか。
② 富岡鉄斎は、石川丈山に関係する文人画を描いているか。
③ 明治22年(1889)、三河を訪れたときの詳細な日程、及びその時書き残した紀行文や描いた文人画はあるか。
- 回答
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①②について 資料は見つけられなかった
③について、下記の資料を提供した
・『西尾市史 6』(A235.1/ニシ/6)
・『碧南市史 第2巻』(A234.9/ヘキ/2)
・『富岡鉄斎展 ―理想郷を語る―』(A706/アイ/)
・『富岡鉄斎展 ―清荒神清澄寺コレクションから―』(A70/46/)
・『大浜てらまち』(A234.9/ヘキ/)
国立国会図書館デジタルコレクションより
・『富岡鉄斎』(書誌ID000000895573)
- 回答プロセス
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③について
国立国会図書館デジタルコレクションで「富岡鉄斎␣石川丈山邸」をキーワード検索
➡西尾市史と碧南市史がヒット
・『西尾市史 6』(A235.1/ニシ/6)
→p.548 「明治22年8月11日に石川丈山邸跡を探り」と記載あり。
・『碧南市史 第2巻』(A234.9/ヘキ/2)
→p.433-434 「大浜時代の鉄斎翁」の項で明治22年8月11日に丈山邸趾をたずねたと記載あり。大浜に滞在中、絵筆をふるったと記載があるが、具体的に何を描いていたかの記載なし。
〇どちらの市史も出典として鉄斎の旅行記『東遊記事』を上げているが、『東遊記事』やそれを扱った図書は見つけられなかった。
業務システムにて「富岡鉄斎」検索
・『富岡鉄斎展 ―理想郷を語る―』(A706/アイ/)
→P184 「明治22年に8月11日より碧南市に滞在作画。石川丈山邸跡をみる」の記載あり
・『富岡鉄斎展 ―清荒神清澄寺コレクションから―』(A70/46/)
→P78 「明治22年に8月2日より碧南市に滞在作画。石川丈山邸跡をみる」の記載あり
・『富岡鉄斎』(721.9/オダ/)
→記載無し
郷土資料の碧南市の棚のうち「大浜」に関連する資料をブラウジング
・『大浜てらまち』(A234.9/ヘキ/)
→P47 「富岡鉄斎は明治22年と同28年大浜に逗流した。本図は華慶山林泉寺の龍山和尚のもとを訪れた際に林泉寺を描いたものである。」
→P48 「明治22年または同28年富岡鉄斎が大浜に逗流した際に描いたもの。」と記載あり。
国立国会図書館デジタルコレクションにて「富岡鉄斎_石川三碧」検索
・『富岡鉄斎』(書誌ID000000895573)
→P147 『山上憶良貧窮問答』を「三河大濱石川三碧氏の宅で描かれたものである」と記載あり
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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西尾市史編集委員会 編. 西尾市史 6 (年表). 西尾市, 1983.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001607435 -
碧南市史編纂会 編. 碧南市史 第2巻. 碧南市, 1970.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001217413 -
愛知県美術館 編. 富岡鉄斎展 : 理想郷を語る. 愛知県美術館, 1996.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002580452 -
田原町博物館 編. 富岡鉄斎展 : 田原町博物館増築竣工記念企画展 清荒神清澄寺コレクションから. 田原町博物館, 1999.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I34211100123341 -
豆田誠路編集. 大浜てらまち : 碧南市藤井達吉現代美術館歴史系企画展. 碧南市教育委員会文化財課, 2009.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130282270831969408
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西尾市史編集委員会 編. 西尾市史 6 (年表). 西尾市, 1983.
- キーワード
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- 富岡鉄斎(トミオカテッサイ)
- 石川丈山(イシカワジョウザン)
- 石川三碧(イシカワサンペキ)
- 大浜(オオハマ)
- 一般書
- 郷土
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000368062